シャネルが小麦色の肌を推奨しなければ、ヨーロッパでは貴族社会の時代に主流だった『美白文化』が今も続いていたかもしれません。
冬の日照時間が少なく、ビタミンD不足を嘆くパリジェンヌをよそに、日本はアジアの女性たちとともに、美白の秋を迎えています。
今回は、体の内側から白くなる方法をテーマにリサーチを行いました。
日本のアンケートでは10代が最も美白意識が強い?
美白ケアを重要と思っている人は、日本女性の77%。そして、とりわけ“美白はとても重要”と思っている人は15歳~19歳の47%もの少女たち。日本のティーンは、実に美白に対する意識が高い!
一般的に美白化粧品に女性が求めるものは、「美白・ホワイトニング効果」、「紫外線・UVから保護する」「シミを防ぐ」などが上位。
美白ケアを毎日行っている人は全体の72%。かなり多いと思います。
美白ケアで目指す肌イメージは「透明感のある」「白い」「明るい」「シミのない」「くすみのない」が上位です。
以上ポーラ研究所調べ。
コスメ雑誌「美的」2024年9月号では、付録に?
HAKU薬用美白美容液/医薬部外品/2包、ファンデ&薬用美容液ファンデ(医薬部外品・SPF30PA+++/ライトベージュ・ナチュラルベージュ各1包)シミの原因にダブルで効く薬用美白美容液と、日中メイクしている間も美白ケアができる美容液ファンデ等のサンプル品が、美白のシーズンまっただ中の雑誌の付録についている。でも、売り切れちゃったかも?
まさしく、9月は美白の季節です。
美白に効果のある食べ物
さて、美白を目指すなら、美白の化粧水などを選ぶと同時に毎日3食の食べ物の中で、美白によく効くと思われる食品を摂取することをオススメします。
以下、美白効果のある食品そして、美白に悪影響を及ぼす食品を二部構成で次の表にまとめました。
美白に良い食べ物
栄養素 | 食べ物 | 効能 |
ビタミンC |
柿、イチゴ、パプリカ、ブロッコリー、キウイ、キャベツ、じゃがいも,さつまいも |
ビタミンCには、シミやくすみの原因物質であるメラニン色素を還元。ビタミンCを継続的にとることで、活性酸素を除去(シミ&たるみ)する効能があります。
しわやくすみは、年齢サインとも言われております。ぜひ気をつけて、いつまでも美しく。
柿には、1個(200 g)で一日に必要なビタミンCを摂取できます。 イチゴは1日に10粒から11粒食べれば、一日に必要なビタミンC100 mgをとることができ、食物繊維も多く、果物の女王の名にふさわしい! 赤パプリカと緑色ピーマンを比べると? 赤パプリカのビタミンAやビタミンCは、緑のピーマンの2倍以上。 さつまいものビタミンCは100g中29gですが、食物繊維が多く、便秘予防にもなります。お肌にはもちろんイイです。 ※喫煙やストレスなどが要因でビタミンCは、消費される上に、身体にため込めません。なので、ビタミンCは毎日欠かさずとってください。 |
ビタミンA |
レバー、ウナギ、チーズ、バター、卵、にんじん |
皮膚や粘膜のサポートをする働きのあるビタミンA、抗酸化作用もあるため、シミやくすみ、タルミなどを防ぐ働きがあります。 レバニラ炒め(一皿分)で、一日に必要なビタミンAは摂取できます。 また完全栄養食の卵も、インスタントラーメンを食べる時など、もやしや豆苗、とともに卵を一つ付け加えるとよいでしょう。 |
ビタミンE |
ピーナッツ、アーモンド、ほうれん草、ブロッコリー、植物油
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ビタミンEはターンオーバーにかかわりがあります。ビタミンEの抗酸化作用と血流を促すことで全身への栄養の供給を活発にします。
ビタミンEは、白い肌を導くターンオーバーのサイクルを整えるためにも十分に必要です。 アーモンドのカロリーは1粒あたり6~7kcalです。 また、アーモンドはチョコレートなどとも相性がよいため、アーモンド入りチョコレートなどを食べる場合は、カロリーにも注意してください。太ります! |
リコピン
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トマト、マンゴー | ビタミンEの100倍もの抗酸化作用があるとされる「リコピン」。
効能は、紫外線でできる肌の赤みや色素沈着の予防があげられます。また、トマトを食するには、朝がおススメです。 トマトを選ぶ時は、できるだけ赤いものを!なぜならトマトの赤い色素は、リコピンの赤ですので。 |
アスタキサンチン | 鮭、アスパラガス | おもに鮭やアスパラガスに多く含まれます。紫外線によるシワを作るのを抑える抗酸化作用があり、サプリメントや化粧品としても販売しています。 |
イソフラボン
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豆腐、豆乳 |
女性らしさを作るホルモンは、大豆に多く含まれるエストロゲンです。 この女性ホルモンが正しく分泌されることで、コラーゲンの量が増え、ヒアルロン酸をとどめておく働きも助けられ、肌の滑らかさ、うるおい、ハリ、弾力、美白などを保つことができる。 また、イソフラボンには強い抗酸化作用があり、肌のコラーゲン酸化、分解を抑制する働きもあります。
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美白に悪影響を及ぼす食べ物
以下、美白に大敵な食物を列挙しました。糖質、油分、柑橘類とも、とり過ぎなければ大丈夫です。
食物 | 性質 |
糖質を多く含む食物 | 糖質を摂りすぎると、腸内のバランスが崩れ、結果的に美肌に悪い影響を及ぼします。さらに糖質をとり過ぎると肌への栄養素の供給が低下してターンオーバーが遅れがちになることも心しておきましょう。
糖質を含む精白米や糖質、麺類、チョコレートやケーキなど食べすぎないように。
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油分の多い食べ物 | これは、一般的に市場に出回っている油でも、摂りすぎると、皮脂の分泌増える傾向があります。過剰に分泌された皮脂が酸化するとメラニン色素が分泌され、それがくすみの原因になりますのでお気をつけてお過ごしください。 |
かんきつ類
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あまり摂りすぎると、フロクマリンも含まれます、それを摂ると紫外線が肌に吸収されやすくなります。摂り過ぎ注意です。 |
まとめ
美白に良い食品と悪い食品についてご説明しました。ビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、リコピン、アスタキサンチン、イソフラボンなどが美白に効果的な栄養素です。これらの栄養素を含む食品を積極的に摂取することで、肌の透明感を保つことができます。
一方で、美白に悪影響を与える食品もあります。糖質を多く含む食べ物、油分の多い食べ物、かんきつ類の摂り過ぎなどは、美白にとって大敵です。これらの食品は、肌のくすみやシミの原因となることがあります。
日々の食事に気を配り、美白に良い食材を取り入れることで、美容液などのスキンケア製品の効果も高まります。糖質や脂質は必要な栄養素ですが、摂り過ぎには注意が必要です。バランスの良い食事を心がけ、少し涼しくなった秋の季節を白いお肌とともに楽しみましょう。
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