厚生省によると、日本で2022年には373,2万回もの美容医療の施術が行われました。
特に、非外科的手技が287,4万回と多く、内服薬や顔面若返りなどが含まれます。
美容皮膚科とは湿疹やニキビ跡、シミ、肝斑、そばかす、赤ら顔、シミなどのお悩みを解消し、美しく若々しい肌を目指す医療です。
今回はそんな美容皮膚科に焦点を当てました。
(なお、最後部に御参考までにあるクリニックの料金表を掲載いたしました。)
美容整形などの美容医療に対する抵抗感、違和感はないか?
厚生省の年代別調査によると(2023年下期)
15~19歳の女性の53.2%は、抵抗感なし
20代 女性の54.9%は、抵抗感なし
30代 女性の47.4%は、抵抗感なし
40代 女性の34.3%は、抵抗感なし
50代 女性の26.9%は、抵抗感なし
60代 女性の21.8%は、抵抗感なし
というデータが出ました。年々、美容医療に対する抵抗感は少なく、とりわけZ世代において顕著です。
美容医療の種類は3つ。皮膚科、美容外科、形成外科の3種類が挙げられます
①皮膚科について?
皮膚科は皮膚の病気を診察、治療するところです。 手足、顔など耳、鼻、口の中まで肉眼で見える範囲が皮膚科の診察範囲です
3つのカテゴリーの中で、一番人数が多いのが皮膚科医。その中には保険の効かない美容皮膚科医も含まれています。
皮膚科医の数は2008年に4,856人だったものが、2022年にが、なんと6,124人に増えています。美容皮膚科も併設する皮膚科医も増えています。
②美容外科とは?
二重まぶたなどの外科手術で、身体の構造・形を美しく整え、外見的なコンプレックスを取り除く、美容外科を指します。
美容外科医の数は、2008年に384人だったものが、ほぼ4倍の1,230人と急増。
③形成外科は、顔だけでなく体の表面全体のきず、再建、先天異常などを機能的にも修復することで、個人を社会的に適合させQOL(quality of life)の向上を目指すことを理念に掲げています。
形成外科医も2008年には364人だったものが、2022年には、2倍の710人となっています。
以上、美容医療の3分野である皮膚科、美容外科、形成外科とも医者の数は増えていて、患者さんの数もそれに呼応するかのように、増加しているといえます。
美容医療サービスに対する相談件数の増加!
美容に関する医療行為の増加に伴って、相談件数も増えているのです。2018年に美容医療に対する相談件数が1,741件だったものが、2023年には5,507件と増加しています
なぜ、日本で美容皮膚科が人気なのか?
「日本では、外科的治療よりも非外科的治療のニーズは高まっています。
日本美容外科学会の2020年の統計によりますと、切開を伴わない非外科的治療はが約87%を占めています。
これは、外科的な治療に対する抵抗感が依然として存在しているだけでなく、非外科的治療でも効果を実感する人が多いことが挙げられます」とあんどう歯科・美容皮フ科。
お悩みニキビ跡の治療は、美容皮膚科と皮膚科のどちらが良いか?
一般皮膚科と美容皮膚科、両方の施術ができるなら1カ所ですみます。
まずは一般皮膚科でニキビを治し、できないようにしてから、見た目を整えてゆきます。その際の治療としては、①フォト治療、②フラクショナルレザー、③ケミカルピーリングなど、ニキビの度合いによって最適な施術を選びます。
できれば、ニキビ跡の施術数が多いクリニックをおススメします。
お悩みほくろについて?
ほくろの場合も、皮膚科と美容皮膚科を併設しているところ、保険診療と自由診療の両方を行っているところがいいです。なぜならほくろの大きさや濃さによって、保険が適用になる場合と、保険適用外のレーザーで行った方が良い場合があるからです。
美容医療のリアルなお値段は?
都内の大手美容皮膚科医監修のおすすめ美容医療とその大体のお値段をお知らせいたします。参考:HPCひまわり美容クリニック
医療名 | 効果 | 料金相場(税込) |
ダーマベン | ニキビ跡、ハリ、毛穴 | 20,000円 |
ポテンツア | ニキビ、ニキビ跡、毛穴開き、肝斑、たるみ | 30,000円 |
ニキビフォトシルク | ニキビ、ニキビ跡、毛穴開き、しみ、くすみ、そばかす、ハリ | 10,000円 |
スイッチルビーレーザー | シミ、そばかす、青あざ | 5,000~30,000円 |
トリニティー-プラス | シミ、くすみ、赤み、たるみ、シワ。毛穴、はり、きめ | 20,000円 |
レーザー・フェイシャル | レーザー、肝斑、くすみ、毛穴開き | 1回15,000円 |
ピコトーニング | シミ、肝斑、くすみ、毛穴開き | 1回10,000円 |
MP ガン | はり、キメ、小じわ、毛穴、ニキビ跡 | 40,000円~ |
ピコフラクショナル | 毛穴開き、ニキビ、クレーター | 30,000円~ |
ピコスポット | シミ、そばかす、あざ、色素沈着 | 1回5,000円~ |
フラクショナルCO2レザー | 毛穴開き、小じわ、イチゴ鼻、乾燥、しみ、くるみ | 顔全体50000円
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マッサージピール | ハリ、ニキビ跡、シミ、沈着など | 15,000~20,000円 |
ちなみに、上記の金額はあくまでも参考です。
私の友人で50代の主婦が、最近美容皮膚科に通って、「ライムライト」という施術を行っている方がいます。施術はシミ、キメ、ハリ、ツヤなどオールマイティーで、顔全体をやると1回17,800円だそうです。
ほおの毛穴とか気になる方の中には,頬のみの方もいらして、その場合は1万円くらいだそう。2~3ヶ月あけてやられる方もいるとのこと。
私の友人は、「一生美容皮膚科とは離れたくない」と言っていました。
まとめ
以上、美容皮膚科を中心にお伝えしました。
厚生省の調べによりますと、皮膚科医数は2008年に4,856人だったものが、2022年には6,126と増えています。人口は2004年にピークを迎え、その後は減少に転じていますから、皮膚科医の数が増えてることは注目すべき点です。
皮膚科とは、湿疹、あざ、水虫、イボなどの皮膚の病気や疾患を治療するもので、外用薬、内服薬を使います。
それに対して、美容皮膚科とは肌を美しく若々しくすることが目的です。湿疹、ニキビ跡、シワ、肝斑、そばかす、赤ら顔、シミなどの悩みを解消します。
とりわけ美容皮膚科医の存在は、メスを使わない肌の美容医療として注目されています。
なお、参考までにリアルなプライスをお伝えしました。どうぞご参考までに。では!
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