厚労省の調査によれば、日本人の21.7%が慢性的な不眠を訴えており、睡眠で休養がしっかりとれていないと感じる方が多いようです。
そんなわけで、今回は、いかにしたら眠れるようになるのか?その解決策としての自然の音と一般的なピアノなどの音楽の合体である「睡眠用BGM」の活用をご紹介します。その際、心がける3つのポイントもお伝えしましょう。
早稲田大学の西多昌規教授の推薦する睡眠用BGMで眠る
スタンフォード大学で客員講師を務め、早稲田大学スポーツ科学学術院教授であり、23冊もの睡眠の単行本を出版する睡眠のエキスパートである西多昌規(にしだまさき)先生。眠りをうながすものとして、睡眠用BGMまたの名を「医療系セラピー・ミュージック」を推しています!
ここにご紹介したURLは心地よい音楽で、聴くと、ストンと眠りに落ちることができるのです。
睡眠用BGMとは、波の音、せせらぎの音、鳥の声、風の音。それとピアノや弦楽器などと合わせた音楽のことです。西多教授の睡眠用BGMのCDは、40万枚をも売り上げました。モニター視聴者88%以上の方に効果あるという結果が出ています。
毎日毎日、入眠でお困りの方、どうぞ一度、睡眠用BGMを聴きながら眠りにつくことをお考えになってみてはいかがでしょうか?
(143) 【睡眠用BGM】究極の眠れる音楽 ~入眠や不眠に悩む方のためのセラピー・ミュージック♪ – YouTube
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スマホで音楽を聴く時は、間接照明で静かに聴くのが望ましい
身体は、昼間は活動モード、夜はリラックスモードにするのが良いとされています。睡眠時に有効なのは、リラックスモードにし、脳を休ませること。その時に音楽が効果的とされています。
脳がリラックス状態になるとα波が出ると言われています。心地よい音楽は、脳をα波に導くことが証明されているのです。
でも、スマートフォンの光や蛍光灯などの明かりのもとで聴くのは避けましょう。なぜなら、安眠を促すメラトニンの分泌を妨げるからです。メラトニンは、眠くさせるホルモンですが、暗くなるほど分泌されやすくなる特徴があります。つまり、寝室が暗いと眠くなりやすくなるということです。間接照明の明かりでお聴きください。
スマホで寝落ちする前にタイマーを作動させるのが良く眠る方法
音声プラットフォームVoicyがこのほど、リスナー2397人を対象に、「寝る前の行動に関する調査」を実施した結果を公表しました。
何と73.0%の人が、寝るためにベッドや布団に入ってから寝るまでの間に何かをしている「ながら寝落ち」の習慣を持つことが明らかになったのです。
トップは「SNSを見る」で、「スマホで動画を見る」、「スマホでネットサーフィンをする」が続き、スマホを使った行動が上位5位までを占めました。
確かに、「ながら寝落ち」はよく私もやりますけれど、そのまま眠れなくなってしまうこともしばしば。
やはり、睡眠中に音楽が鳴るのはよくないそうです。「寝てしまえば分からない」とおっしゃるかもしれません。でも、睡眠中に音がしていると、脳は休むことができなくなってしまうらしいです。それどころか、睡眠中に脳にストレスがかかってしまうからだそう。
音を聴くのは入眠前の15分から30分までです。
SNSやネットサーフィンが終わって入眠の準備が整ったら、まず眠ることに専念します。室内の明かりを間接照明に代えて、リラックスする睡眠用BGMの音楽に身をゆだねるのです。15分~30分で、寝落ちします。勿論、タイマーをセットしておきます。
音楽とともに、夏は少し涼しく、冬は少し暖かく、室温、湿度の設定を
夏場の温度管理は難しいです。だが、睡眠健康指導士上級の中谷圭太郎氏によれば、キッパリ「夏の最適音は26度」だそう。そして、最適な湿度は、50%から60%とのこと。
夏場は、エアコンをつけてすぐに室温は下がらないものです。当然、室温も上がっており、家具や壁などの温度も影響するので、早めにエアコンをつけるのが望ましいとか。
また、エアコンはつけっ放しの方が電気代は安くて済むと力説。中谷さんが実際に実験して、確かめたそうです。
冬の場合、寝室の温度は、16度から19度が目安。 冬の場合ナイトウエア―に一枚羽織って、寒くない程度が望ましいと言う。
室内の湿度は50%がベスト。湿度が低くて乾燥し過ぎると、鼻やのどの粘膜をいためることになります。ですので、加湿器を使用したり、濡れタオルを室内につるし、湿度を一定に保つようにしましょう。でも、加湿器をつけたまま眠らないようにしてください。
まとめ 睡眠に関する2人のエキスパートの知恵を引用して
以上のように、お好きな睡眠BGMの音楽を選び、間接照明にし、タイマーをセットし、適度な温度と湿度の設定をすれば、素晴らしい眠りにつくことができると思います。
室温の設定温度について、詳しく説明していただいた睡眠指導士上級の中谷先生は、これまで5,000件もの体の不調を訴える方々に対し改善を施しているというキャリアの持ち主。
また、西多(にしだ)先生も、ハーバード大学・スタンフォード大学で「眠り」眠りの研究をなさった日本の第一人者です。
キャリアも十分な睡眠のエキスパート2人の説を基に、不眠のメカニズムに迫りました。眠れない夜は辛いものです、そんな時、睡眠用BGMがあなたの真夜中の友となるでしょう。まずは、寝室を間接照明に、そしてスマホのタイマーをセットして、入眠の準備OKです。
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