夏は汗をかくので痩せやすい季節と思われがちですが、冷房が効いている部屋の中で過ごす時間が長くなると、基礎代謝量が低下します。
さらに、暑さで外出を控えがちとなり、活動量が激減するのです。ジョギングやジム通いもおっくうとなる方が多いのでは?
つまり私たちは夏場の基礎代謝量の低下と運動不足という二重苦に直面しているのです。
日本でできる夏の代謝アップ術―入浴と朝夕の散歩で対策を
湯ぶねにしっかりとつかると、運動をしたような効果があります。38~40℃の湯ぶねに10~5分ほど入浴することで、血行がよくなり代謝が上がります。自律神経も整い、夏の疲労回復にも効果的です。湯ぶねにつかることが難しければ、足湯でもOKだそう。
また、朝や夕方の涼しい時間帯に散歩をするのもオススメです。そうすれば基礎代謝量の低下を防ぎ、筋力を維持できます。
午前10時から午後4時ごろまでは気温が高く、紫外線も多いため、熱中症リスクが高まりますのでそれ以外の時間帯を選びましょう。
例えば、筆者は1日2,500歩ほどをめどに歩いています。おおよそ、100kcalの消費になります。ハードな運動でなく軽い運動習慣を続けることが大切です。
保健師がすすめる「食べるダイエット」は、ご飯もOK
「やせたいけど、食べられないダイエットは無理‥‥」という方にこそ試していただきたいのが、「食べるダイエット」です。筆者が保健所の栄養指導をうけたところ、1日3食しっかり食べても瘦せられるとのことでした。
例えば以下がその例です
1日3食1400kcalまでOK(ご飯は100g×3回)
軽い運動で1日100kcal消費
10ヶ月でマイナス10kgが現実的な目標
「きちんと食べながら動く」という王道スタイルは、リバウンドがなく肌や髪のコンディションも保てるのがメリットです。
ビヨンセも実践「食べて痩せるダイエット」へ転換
かつては「16時間断食」や「極端な食事制限」をしていたビヨンセもバランス志向重視のダイエットにシフトしました。
過去には映画「ドリームガールズ」の役作りのため、わずか14日間で9キロ減量するレモネードダイエットを実践。メイプルシロップ、レモン、カイエンペッパーを混ぜたジュースだけで過ごすという過酷な内容でした。
しかし、現在はビヨンセのインスタグラムには、「食生活」と題して、低脂肪の鶏の胸肉、白身魚、卵に野菜などが美しく、満足感のある食事内容が紹介されています。
「私は自然に痩せているわけではありません。体型維持は努力のたまもの」とビヨンセ自身が語っているように、「食べながら痩せる」ことは、多くの女性にとって大変ながら希望にあふれる王道といえるでしょう。
NYに学ぶビーガン革命!学校・病院でも導入
NY市立病院では2023年は120万食もビーガン(菜食主義)給食が出されたのです。満足度は90%。学校給食でも金曜日はビーガンが導入され、市内のレストランやデリなどで、「週1ミートレス」など、柔軟な「ゆるビーガン」が目立つようになってきました。
ダイエットの街NYで今人気の「小さく・賢く食べる」習慣
グッドハウスキーピングコムのサイトでは、全米栄養士が選ぶ、「ベストダイエット2025」で地中海料理が総合1位に輝きました。NYのグローサリーではオリーブオイル・全粒パン・鯖缶の棚が拡充されているという情報もあります。(これも食べるダイエットが流行している証拠)
一方、NYポスト紙によれば、食事量そのものを減らす動きも見られます。例えば、マンハッタンの高級店が1オンス(28g)の小さなバーガーを販売したり低カロリーのキャビアなども極小ポーション(部分)メニューが大流行中。
さらに、最近注目されているのが「継続的断食(4:3ダイエット)」です。テイラー・スウィフトなどが実践している週に3日ほど、500~700kcalに抑え、後の4日間は通常どおり食べるというもので、1年で体重の約7.6%減少というコロラド大の研究結果も出ています。
世界の潮流は「ゆるく痩せる」時代へ
保健所の栄養士のアドバイス、ビヨンセの選択、NYのトレンド。これらに共通しているのは、「無理せず、ゆるく痩せ続けるダイエット」法が主流になっていることは、お分かりいただけましたでしょうか?
日本ダイエットの母とも言うべきSONOKOさんは「食べないダイエットは、痩せるのではなくやつれるだけ」と指摘されており、肌のくすみや急激な老け見えを招くとも。
ビヨンセは、自らの過去の失敗を踏まえ、SNSを通じて「食べて美しくなる」スタイルを世界に発信しています。
また、週のうち3日だけのダイエットでもコロラド大では効果が上がっているという研究データがでています。
まとめ
「ゆるく痩せるダイエット」の潮流についての記事はいかがでしたでしょうか?
世界の食べながらの「ゆるく痩せるダイエット」と日本の生活習慣と合わせれば無理なく自然に体型を整えていけます。例えば、湯舟につかる習慣など。
今年の夏、あなたも食べながらの「ゆるく痩せるダイエット」で体も心も軽やかに過ごしてみませんか。
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