秋は紅葉やスポーツなど楽しみが多い季節です。
夏に受けた紫外線ダメージや気温と湿度の低下、花粉やダニなどのアレルギー、ストレスなどが肌荒れの原因となります。
そこで、秋の肌荒れを改善するためのスキンケアや生活習慣のポイントをここではご紹介します。正しい対策をすることで、肌荒れしにくい肌を目指しましょう。
秋の肌荒れ夏の紫外線のダメージがシミになって?
夏に紫外線をあびると、ダメージがひどい場合はシミの原因になることも。たんぱく質やビタミンCを摂取したり、市販のお薬を飲む方も多いかと存じます。が、自分のケアでどうにもならないときは、お医者さまのお力を借りしたらよいのでは?
なぜなら、波長の短い紫外線は主に皮膚の表面にダメージを与えます。それはシミの原因にもなるのです。ちょっと、ショックですよね!
また、波長の長い紫外線は肌の奥まで浸透し、真皮のコラーゲンやエラスチンを損傷させるのです。そうしますと、弾力ある肌をつくる成分が少なくなってしまい、しわ、たるみの原因となります。
日焼けは要注意です。日焼け後のダメージ肌を回復させるためには、ほてっている患部を冷やすこと。そして、保湿が大切です。(第2章の乾燥肌で説明しています)。
ちなみに、あなたがターンオーバーの正常化を望む場合の食材は、レバーや豚肉などのビタミンB₂、B₆を含むもの。ビタミンB₂は、納豆やうなぎ、またビタミンB₆は卵、大豆製品、カツオやマグロなどに含まれています。あと、牡蠣は亜鉛が豊富で、ターンオーバーのためには、最高な食材のひとつといえます。
秋の肌荒れ乾燥肌に美容家佐伯先生のローションパックも
秋から冬にかけて、空気が乾燥しやすくなります。室内の湿度は40%~60%の間に保つのが良いとされています。ですので、湿度が40%以下になりましたら、意識的にお肌や体の保湿を行いましょう。
まず、秋に引き続いて日焼けを行うのはNGです。長時間出かけるときは、紫外線対策として、必ず日焼け止めを塗ります。
そして、乾燥していらっしゃる方には、美容家である佐伯チズ先生の「ローションパック」や市販のパックで保湿をすることをおススメします。
※佐伯チズ氏のローションパックとは美容研究家の佐伯さんがずいぶん以前に編み出した、簡単なパック術。水でもできる「潤い肌」作りのオーソドックスなやり方です。https://www.asahi.com/relife/article/11048884
1年で1番乾燥しやすいのは、真冬の1月~2月です。本格的な乾燥肌の季節を迎える前の秋のうちに何とかしましょう!
秋の肌荒れにニキビ?
夏のニキビは有名ですが、秋もニキビができやすいのは本当の話です。ケアとしましては、保湿と秋の紫外線に気を付けることが大切です。
ニキビは、皮脂のつまりで起こるものですが、一生懸命洗いすぎても、肌にダメージを与え逆効果になってしまいます。「ニキビ薬は、種類によっては、刺激成分を含んでいるものもあります。乾燥や敏感肌の方の場合にはニキビの薬を買う時に薬剤師にご相談ください。心配であれば、皮膚科医の診察を受けることも一つの方法です。
秋のニキビに対しては、皮膚の乾燥を防ぎバリア機能を高める保湿剤の塗り薬が主に用いられます。また、皮膚の新陳代謝を高めても毛穴が詰まるのを防ぐ薬もあります」とアクネクリニック新宿院白木院長。
秋の肌荒れ花粉対策は春先も秋もやる!
秋にはブタクサやヨモギなどの花粉が飛び、皮膚炎(花粉皮膚炎)ができやすくなります。難しく言うと皮膚炎は3つに分類され、病院の血液検査でないとどういう花粉が原因で、炎症が起きているのかわかりません。
ただ、言えることは、花粉皮膚炎の場合花粉を避ける事が一番の対策だといえるでしょう。
- 外出から帰宅したら衣類の花粉を落とす。
- 洗顔で花粉を落とす
- 保湿して肌をいい状態に保つ
- マスクは吸い込む量を減らすことによって、症状を軽くします。
秋の肌荒れ肌トラブルの原因がダニの場合
ダニが最も増える季節は梅雨や夏場ですが、秋にはダニが死ぬので、ダニの死骸にアレルギー反応を起こして、秋に肌がかゆくなる場合があります。
ダニは住環境に無数にいますので、ダニをなるべく減らす工夫をしましょう。
なお、クリニックにおいて血液検査で調べることができます。ハウスダストやダニに強く反応する場合は、部屋の掃除やシーツ交換で症状が改善することがあるそうです。
秋の肌荒れストレスが原因で肌荒れが?
ストレスが原因で自律神経のバランスが崩れると、肌疲れや肌荒れを起こしやすくなります。
ストレスによってバリア機能が低下すると、保湿力が弱くなり、乾燥し「かゆみ」にもつながることがあります。
- ストレス解消方法
肉体的にも精神的にもストレスがかからない生活を意識し、リラックスを心がけましょう。ヨガや、アロマオイルをつかってゆっくりお風呂に入る
- バランスのとれた食生活
砂糖やアルコール、加工食品など腸内環境を悪化させる食べ物を摂り過ぎない。(第1章の紫外線の肌荒れのところを参考に)
- 適度な運動
週に2~3回、1回30分程度の運動を意識しましょう。運動できない方は、エレベーターを使わないなど。
- 睡眠の確保
1日最低でも6時間以上の睡眠はとりたいものです。良く眠ることで、肌のくすみや目の下のクマが改善されるうえに、体調も整うので、気分が前向きになります。
秋の肌荒れまとめ 肌が荒れたらまず洗顔 保湿
弱った皮膚には、基本的に以下のことが大切です。
洗顔が大切
とにかく洗いすぎないこと。石鹸や洗顔フォームの泡でやさしく押し流す。ゴシゴシこすってはいけません。
また、乾燥が気になる方は、洗顔フォームを使うのは1日1回のみにし、夜だけきちんと洗って、朝はお湯でさっと洗うことをおススメします。
保湿が大切
最低でも、化粧水と乳液とクリームの3ステップで行った方がよろしいでしょう。水溶性の化粧水で水分をたっぷり与え、その後に乳液を与え、クリームでふたをするのです。美容液は2種類まで、乳液とクリームの間に入れます。
様々な「秋の肌荒れ」に関する原因とケア(対処法)をお伝え致しました。紫外線、乾燥、ニキビ、花粉、ダニ、ストレスなど。
その対処法でも完治しない場合は、ぜひともお医者様にご相談なさるといいと思います。女性にとって、身近な皮膚科のドクターの存在は、代えがたい存在です。
シミ・シワなどのエイジングケアも40歳を過ぎたころから、気になる問題です。そういう時、マイ・皮膚科の存在は、あなたの助けになります。どうぞ、医師とはフレンドリーな関係を保ち、いつまでも美しくいいていただきたい!
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