2024日本のインバウンドの動向は?中古品今が売り時らしい?

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2024年4月桜の季節、記録的な数の外国人客が日本を訪れました。その数なんと300万人。その多くの方々が「ジャパニーズ中古」を物色し、中古市場を席巻。ブランド品の価格高騰をもたらしたのです。

中古ブランド品の価格は半年前と比べて2割以上も上昇したと、5月1日付のメーテレニュースは伝えています。もしかすると、多くの日本人が売り手になる前が売り時かも?

3月のTBSニュースでは、日本の古着も外国人客にとても評判がよいと伝えていました!

2024年インバウンドの動向は?

2024年は過去最高か、力強く回復するインバウンド。

訪日外国人(インバウンド)が力強く回復しています。2024年1月〜3月のインバウンドはコロナ前の2019年1月〜3月比6.3%増の856万人と滑り出し好調で、2024年通年でも過去最高の3188万人(2019年)を更新する可能性が高いです。

 

訪日客は、昨年より73.3 %増!

観光庁によれば、日本へ旅行に来た外国人観光客は、平均で20万9千円ものお金を使っているとのこと。最近、多くの格安航空券が出回っているので、外国人の方々の食事やお土産品にかけるお金は実質的には増えていると思われます

一番お金を使う方はどこの国の人かというと、オーストラリア人(37万円)、英国人(36万円)と続きます。

今のところ、世界的にはまあまあの景気だといえましょう。なぜなら、全世界の実質GDP成長率が2022年は3.2%だからです。GDPが3%後半は好景気と見なされるのです。

そんな海外の好景気の反面、我が国のふところ事情はお寒いものです。日本は3期連続のマイナス成長で、実質賃金は0.7%減、25ヶ月連続のマイナスなのです。

そんな厳しい経済状況が日本人をして中古品を処分するのに走らせているのでしょうか?

中古のヴィトンを売って6万円ゲット! 物価高に備える?

筆者は、テレビニュースでブランド品が高価!という

番組を見て、中古買い取り業者のトレジャーファクトリーに電話をして出かけました。

週末ということもあって、大勢の客でごったがえしていました。若いバイヤーが、「現在、インバウンドの影響で、中古ブランド品の人気が高いのです。特別価格でヴィトンとシャネルを買い取ります!」と言ったのです。

本日、トレジャーファクトリーに持ち込んだヴィトンのバックは、5年前に中古品販売会社の銀座のKOMEHYOで、10万円で買ったもの。だから新品同様ではないにもかかわらず、6万円の値段がついたのには、驚かされました。

これに気を良くして、1週間後、ラルフローレンなどの古いブランド衣料を3着とGAPの中古のスポーツウエア―3着を買い取ってもらいました。トータルで2,160円の値が付きました。

また、同じビル内にあるヨドバシカメラで古いiphone 7を3,000円で売却しました。タンスや戸棚の奥に眠っている使用しない中古品を見つけて売りに出して、そのお金を家計の足しにするのです。

ちなみに電気やガス料金などの補助金も5月使用分までで、なくなります。これから年末にかけてやってくる物価高の嵐に備えて、蓄えるのも上手な主婦の生き方かと思ったのです。少しずつ、つましく断捨離を始めることにしました。

アメリカの中古市場は日本の9倍の規模!

アメリカではZ世代やミレニアム世代などの若年層がリユース市場の成長を押し上げています。アメリカの中古市場は日本の9倍、約18兆円の大きさです。それでは、なぜアメリカ人はそんなに中古市場が大きいのでしょうか?

 

  • 中古を販売して、お金に換える人が多いから
  • 家が片付くから
  • 家には沢山のリセール品がある。一人当たり4000ドル近くと言われています。

以上のようにアメリカには中古品が各家庭に豊富あるので、お金に換えて、できるなら部屋もスッキリ!という意識がアメリカ国民に強いようです。

なぜ日本の中古品の値段が高いのか?

海外の人は日本の中古品を「ジャパニーズ中古」と言って高く評価しています。その訳は?

  • 円安傾向が続き、外国人観光客にとって、中古ブランド品は非常に割安になっています。
  • 海外と比べて中古品の状態がよい

とあるテレビニュースでは、「日本の古着はいい匂いがする」とまで、外国人は言っていました。

そんなことから、外国人が日本の中古品を気に入っているのだと、NHK関西News Webでは報道していました。

また、中京大学経済学部の内田俊宏客員教授は、名古屋のテレビ局「メーテレ」の5月1日の取材に応えて、「中古ブランド品を処分したい人は、円安効果がプラスに働いている。が、円安が続けば、家計に大きな打撃になる、秋以降の値上げにつながる」と中古品ブ―ムの行く末に思いをはせています。そんなわけでこれからモノをお金に換える日本人が続出するかもしれません。

自分の中古品をより高く売るために?

  • 複数の店舗やサービスの査定を受ける

中古品の買い取り価格は、店舗やサービスによって違います。ですので、複数の査定を受け、最も買い取り価格の高いところを見つけ処分するのが適当。

  • 商品の状態を良く保つ

TBSの5月31日放送のテレビニュースでは、ニューバランスの靴を手入れしてから中古屋さんに持ち込んだら、高値で売れたということでした

私も夏物ブランド衣料を売るときは、アイロンをかけて持って行きました。

  • 需要のある時期や流行を見極める

夏に冬ものを持ち込んでも、買い取ってもらえないことがあります。気を付けてください!

様々なやり方がある中古品の処分?

  • 主要な売り方には、メルカリ、ヤフオクなどのオンラインの取引があります。
  • リアルのC to C (消費者対消費者)市場 としてフリーマーケットが挙げられます。先日のテレビニュースでは、古着市にも外国人観光客の姿が大勢みられました。
  • セカンドストリートやトレファクなどの専門店で、即金アプリ、Web展開の出張買い取り業者などが挙げられます。

売り上げ順に2023年大手の中古買い取り店10選

1位 ゲオホールディングス

セカンドストリート事業が好調で、2022年度において、2000億円が目前です

2位ブックオフホールディングス

大手古本チェーン店で、海外事業が好調で1,013億円(前年比111%)

3位コメ兵ホールディングス

リユースブランド大手、861.1億(前年比121 %)KOMEHYOの直営店が100店、BRAND OFFはKOMEHYOグループです。

4位いーふらん

1000軒を超えるおたからやのFC本部。

5位甲南チケット

関西を中心に株主優待券や商品券,切手などの金券を中心に。

6位 バリュエンスホールディングス

買い取り専門店「なんぼや」などを展開

7位 大黒屋

オレンジ色の看板が目印の大黒屋

8位 Buysell Technologies

シニア向け買い取りの最大手

9位バイク王カンパニー

ツーリングブームで原付2種以上の需要拡大

10エーツー

「駿河屋」の屋号で展開中の中古ホビー・通販の最大手

まとめ

2023年の円安は訪日外国人の増加をもたらし、2024年4月にはその数が300万人にまで達しました。海外の高物価に比べ、日本の中古市場は訪日客にとって魅力的な選択肢となり、特にブランド品や古着の購入が盛んです。多くの日本人が売り手になる前が売り時かも?

 

 

 

 

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