インフルエンザとは、38度以上の発熱、寒気、全身の痛みやだるさなどの症状が現れる病気です。
東京都では、2025年1月20～26日の間にインフルエンザの流行により、45校が学級閉鎖しました。
厚生省によれば流行のピークは、1月20日頃に過ぎたと言っています。でも、油断大敵！春先には、B型あるいはコロナが流行るかも知れません。
ある看護師さんによると、インフルエンザ予防には手洗いなどの他、マスクがとても効果的だそう。「このマスク1枚で、娘のインフルエンザと実母の看護をしていました」と話しています。
それでは、とっておきの最新情報をお届けいたします！
インフルエンザA型とB型の違いは？
- インフルエンザA型は、B型に比べ感染力が高く、重症化しやすい。ウイルスが変異を起こしやすく、一度かかってもまた次の年に感染することがある。ヒト以外にも感染します。
潜伏期間は、１日～３日。その後、悪寒、発熱、のどの痛み、頭痛といった様々な症状を発症します。
お子様や高齢者には肺炎や脳症などの合併症を引きおこす恐れがありますので、対策と早期の治療が大切です。
- インフルエンザB型は、A型ほどひどくありません。その分発熱やせき、のどの症状が長引きます。
A型ほどの高熱は出ませんが、下痢やおうとなどの消化器系の不調をきたすことがあります。ヒトにしか感染しません。
流行期間は、Ａ型より少し遅れてやってくることがあります。冬だけでなく、春から夏にかけて発症することがあります。
インフルエンザ潜伏期間は？
インフルエンザの潜伏期間は短く、病原体に接触して発症するまでに要する期間はわずか1～４日です。
インフルエンザの患者と接触して、４日間程度、様子を見てください。
４日たってもだるさ、強い悪寒、発熱といった諸症状がなければ、一応、安心してください。
インフルエンザはどんな流行の病気？
インフルエンザ（influenza）は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症ですが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべきで、「重くなりやすい疾患」でもあります。
インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型があり、このうち冬季に流行するものが、「季節性インフルエンザ」と呼び。A型とB型があります。
インフルエンザの流行とは、人類最大の疫病である？
流行が周期的に現われてくるところから、16世紀のイタリアの占星家たちはこれを星や寒気の影響（influence）によるものと考え、これがインフルエンザの語源であると言われています。
インフルエンザは、いまだ人類に残されている最大級の疫病であるとも言われているのです。
インフルエンザの流行予測？
季節性インフルエンザには流行性があり、いったん流行が始まると、短期間に多くの人への感染が拡がります。
日本では、例年12月～3月が流行シーズンです。
毎年世界各地でインフルエンザが流行します。 北半球では1～2月頃、南半球では7～8月頃が流行のピークとなります。
今年の流行は、2024年9月2日から2025年8月31日までとされています。とりわけ患者数が多くてピークは2025年1月～3月までです。まさに今がその時です。4～5月にかけて減少していくパターンです。
今年の流行状況は？B型の流行も？
「2025年２月、ピークを迎えたインフルエンザA型は少なくなり、Ｂ型がボツボツ見られます。今後、Ｂ型が増加する傾向があります」とは、千葉県の「市川駅前本田クリニック」の医師。
「Ａ型に感染した後B型にかかる。つまり2回インフルエンザにかかる場合もあります。」と警鐘をならしています。
インフルエンザの流行はいつまで？
新宿保健所は、「A型の流行のあと、B型が流行るかコロナが流行るか、決定的なことは言えません。でも、１月２７日現在で、届け出数でゆくと、B型の方がコロナを上回っています」と話す。
インフルエンザの流行状況？ 重症化も？
NHKのニュースでは、盛んに持病のない20代の若者が重症化し、ECMO＝人工心肺装置を使った治療が試みられるケースが頻発していると報じていました。
また、インフルエンザに加えて、マイコプラズマなどの他の病気も発症する患者さんがいて、重症化の一途をたどる方も。
インフルエンザ流行、脳症には要注意！
インフルエンザ脳症は発熱などの症状が出始まってから、1日ほどの期間で悪化して、けいれんや意識障害が続くとされています。
インフルエンザ脳症で亡くなる子供の数は、日本全国で、多い時に1年で20人くらい。
ＮＨＫの番組で医師は、「発熱した際、意識障害やけいれんの症状が見えたならためらわず救急車を呼んでいただきたい」と言っていました。
インフルエンザの予防接種は足りる？
今シーズンの供給量は、近年の平均使用量を超える供給があります。どうぞご安心を。
「A型B型にも効く混合型になっているので、今からでも遅くありません。2020年から2023年にかけてのコロナの流行があって、インフルエンザは流行っていなかったんです。
コロナが5類になり、終息宣言が出されマスクをしない人が増えたため、今年インフルエンザが大流行したと思われます」と川道看護師。
インフルエンザ抗原キットは昨年の倍の供給です！
今シーズン（2024年9月～2025年3月）の供給量は去年の約2倍。今年は十分の量のようです。
抗インフルエンザウイルス薬の供給は万全？
今シーズン（2024年10月～2025年3月まで）の供給は2433万人分で、昨年は、1,449万人分ででした。大丈夫な計算です。
- タミフル（一般名：オセルタミビルリン酸塩 中外製薬）: 約400万人分
- リレンザ（一般名：ザナミビル水和物 グラクソ・スミスクライン）: 約133万人分
- ラピアクタ（一般名：ペラミビル水和物 塩野義製薬）: 約23万人分など。
インフルエンザなど感染症・予防接種相談窓口は？
電話番号：0120-469-283 （午前9時～午後5時 ※土・日曜、祝日、年末年始を除く）
※ 行政に関する御意見・御質問は受け付けておりません。
※ 本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間会社により運営されています。
看護歴30年の看護師がご推奨のインフル知らずのマスク！
看護師の川道さんはお孫さんもいる年齢。でも看護を続けているが、マスクをつけるようになって、不思議と風邪は引かないと言う。
「その昔、電車通勤で病院に通勤していた頃は、よく風邪を引きました。通勤電車の中で感染したのだと思います。
でも、マスクするようになって不思議とかぜやインフルエンザはひかなくなりました。
冬場は、寝る時もします。鼻だけ出してマスクをするのです。そうすると、喉が痛くならないのです」とマスクの効用を熱心に話す。
どうぞ、冬場に風邪を引いたり、のどが痛くなる方は、寝る時にマスクをお試しになったら、いかがでしょうか？
AMAZON のマスク売上ランキングでお気に入りのお洒落なマスクをお試しになったら、いかがでしょうか？気分も上がります。
インフルエンザ予防には「ワクチンとマスク」が予防の最強のマストアイテムかもしれません。
まとめ
- インフルエンザA型とB型の違いは？
- インフルエンザの潜伏期間は？
- インフルエンザとは、どんな病気？
- インフルエンザの流行は人類最大の疫病
- インフルエンザの流行予測？
- 今年の流行状況は？B型の流行も？
- インフルエンザの流行はいつまで？
- インフルエンザ流行、脳症には要注意！
- インフルエンザ抗原キットは昨年の倍の供給です！
- 抗インフルエンザウイルス薬の供給は万全？
- インフルエンザなど感染症・予防接種相談窓口は？
- 看護歴30年の看護師がご推奨のインフル知らずのマスク！
以上、10点のインフルエンザに関する疑問を解明してみました。分かりやすく書いたつもりです。どうぞ、風邪の流行中はマスクの着用をわすれずに。
インフル知らずの新春をお過ごしください。
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