大谷翔平選手の英語力がすごいらしいという噂はあったが、こんなにもレベルが高いなんて!
ニューヨークで行われた1月25日(日本時間26日)、全米野球記者協会(BBWAA)のNY支部が主宰する晩餐会が開かれた。
大谷選手は、ロスの山火事に配慮したため晩餐会を欠席した。しかし、そのかわりに3分間ほど英語のスピーチの映像が会場に流れた。
日本のファンどころか、NYの記者たちのどぎもをぬいたのだった。表現がネイティブっぽい、最後の美しい奥様への感謝を述べた点など、アメリカなイズされた礼儀作法が、ファンを魅了した。
今回は、大谷選手がどうして、英語がこんなにも上達したのか?解き明かしてみた!
大谷翔平選手のスピーチのどこが素晴らしいか?
長年アカデミー賞授賞式の翻訳を手掛け、その上スポーツ業界も長い同時通訳者も、またさまざまな点で大谷選手のスピーチを高く評価した。
他方、Yahoo Newsでは、大谷選手のスピーチのすばらしさを以下のように3つに分析している。
①まずは、晩餐会を欠席した理由をきちんと述べたこと。
このことが、人柄の良さがにじみ出ていることや思いやり溢れるスーパースターとの印象を与えた。
②晩餐会の英語のスピ―チは通訳を通さず、大谷選手自ら3分間のスピーチを行い、「きれいな発音!」「流暢な英語でカッコいい」などとコメントが数多く寄せられた。
③スピーチの最後に第一子妊娠中の妻・真美子夫人に対し「to my beautiful wife(美しい妻へ)」と堂々と感謝の言葉を述べた点に「ただただ、ステキです」などとファンのため息まじりのコメントも。
というわけで、26日の晩餐会のスピ―チは大成功うちに幕を閉じたのです。
大谷翔平選手の英語力は?学生時代からの毎日の勉強!
それもそのはず、英語の勉強をエンゼルスに行っても、時には通訳と2時間にわたって、プライベートレッスンを行うこともあったとか。また、机に向かってフレーズを覚えたりもしていたというから、驚き!
大谷選手は、子供のころから勉強はできたようです。
高校進学時には、偏差値55の進学校である水沢高校(岩手県で123校中、11位)にも入学可能な成績だったとそう。
大谷選手が子供のころからメジャー行きを狙っていたというのは定説です。
しかし、データー的には、マンダラチャートにも英語の勉学を何時間やったという、ハッキリした記述は残っていません。
が、花巻東高時代の野球監督である佐々木洋氏は「大谷は勉強もでき、全教科で評定が85点。書き物も提出物もきちんとしていた」と。
マンダラチャートどおり、ドラフト1位獲得!その後は?
見事、夢だったドラフト指名1位を獲得し、日本ハムファイターズに入団。そのころから、通訳である水原一平氏とともに一緒に英語を勉強していたようです。
イチロー氏のように通訳を手放さず、試合に臨む!
大谷選手が英語が上達した今でも通訳を手放さずにいるのは、先輩のイチロー氏を見習ってのことかもしれません。
イチロー選手は通訳を手放さなかった理由は、「誤った情報を決して出さないこと、ブランドを壊さない理由の2つがあるという。また、彼の様な有名選手に対しては、わずかな発音の違いにも批判がよせられることがあるため、優秀な通訳をつけることが,賢明だと考えられています。」
大谷選手もイチローのポリシーを実践しているのかもしれません。
ドジャーズの監督も大谷選手の英語力を高く評価!
細かなニュアンスの行き違いが心配なのか、アメリカ滞在7年目の今も通訳は離せないようです。
ドジャースのロバーツ監督は「翔平の英語は通訳なしでOK。でも一平がいた方が心地いいのではないか」と2024年のキャンプを前にしてロバーツ監督はこう語っていました。
「イチローも友達だが、イチローも英語はうまかった。(それでも通訳はいた・・・・)」そして、翔平はやることが多く、あまり試合中は喋る方ではない」とも監督は言ってました。
通訳を介しての日本語を英語に直す勉強の仕方?
世の中では、あいかわらず、英語をシャワーのように浴びるという英語勉強法がいいとされていますが…
大谷選手の英語は特にアメリカへ行ってからも、英語のシャワーもさることながら、通訳と日本語を軸とする英語の勉強を欠かせなかったよう。
エンゼルスへ移籍してからは、大谷選手の英語勉強法は、
①現地の同僚とのやりとり(英語のシャワー)+
②通訳との英語の勉強+
③机に向かっての英語の勉強という図式になると思います。
英語を上達したい方にとっては、羨ましい、英語勉強法を大谷選手はしています。
たとえ、アメリカ行きを果たせたとしても、ネイティブとのやりとりだけだと、私の留学時の体験上からしても、不十分なような気がします。
大谷選手の英語のすばらしさ?
試合や練習中にわからないフレーズや単語があると、すぐにメモ。自宅に帰ってから机の前に座り、何度も紙に書いたり声に出しているそうです。
また覚えたフレーズは、実際にチームメイトに使い実践している。チームメイトも上達の速さに驚いています。
時間があるときには、通訳を自宅に呼んで2時間以上マンツーマンの英語の授業を受けることもあったそうです。
英語のシャワーを浴びても、なおかつフレーズを書き出したり、その使い勝手を実際にチームメートに試している。
何て、クレバーな大谷選手なんでしょう!
英語のシャワーもよいけれど、聞きっぱなしではうまくならないようです。
大谷選手は、通訳を介して、日本語で英語の意味をきっちり確認しながらの学習法は、我々日本人の苦手な英語を大谷選手レベルにまで持ち上げる秘策かもしれません。
まとめ
- 大谷翔平選手のスピーチのどこが素晴らしいのか?
- 大谷翔平選手の英語力は?
- マンダラチャート通り、ドラフト1位獲得その後?
- イチローのように通訳を手放さず試合に臨む!
- 大谷選手の英語のすばらしさ
以上、大谷イングリッシュを解説してまいりました。エンゼルスに移籍しても、通訳との勉強はやめなかったようです。
大谷選手は、野球にまつわるすべてのことに一生懸命なのですね。仲間とのミニケーションをはかりながら、英語を勉強してしまう。そんなクレバーな一面ものぞかせます。時間を無駄には使わない大谷選手。参考になります。
来シーズンも八面ろっぴの活躍を期待しています!
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