車いす部門のウィンブルドンの賞金はいくらですか?日本人が優勝!

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「ウィンブルドン」選手権で日本人が優勝

7月16日のTwitterトレンドでは、「小田凱人」が検索トレンド入りし、注目が集まっています。
世界テニス4大大会の内の一つである、ウィンブルドン選手権の車いす部で、日本人の小田凱人さんが初優勝を果たしました。
ウィンブルドンとは、イギリスで毎年6月に開催されるテニス選手権のことを言います。
他にも、オーストラリアやアメリカ、フランスなどでも世界レベルのテニス選手が集まって競技試合が行われます。
また、その4大会に出場し、全ての優勝を果たすと、「グランドスラム達成」という表現がされます。

車いす部門のウィンブルドンの賞金はいくらですか?

シングルの優勝賞金は2021年から5万1000ポンド(約830万円)。ダブルス優勝賞金はペア2万2000ポンド(約360円)で、1人だとその半額の1万1000ポンド(約180万円)。単複2冠で賞金としては約1010万円を獲得した計算となる。

小田凱人さん 経歴は?

小田凱人(おだときと)さんは現在現役高校生でありながら車いすテニスプレイヤーとして活躍しています。
2023年6月10日に開催された男子車いす全仏オープでは、イギリス代表のA・ヒューエット選手に勝利して4大大会初制覇を達成しました。歴代でも最年少で世界ランク1位という記録は本当に素晴らしいです。

小田凱人さん 身長は?

身長175㎝。2022年4月にプロに転向。16歳で初めてのグランドスラムに出場し、世界ツアー最終戦であるマスターズで優勝。パリ大会で金メダルを目指す。

 

ウィンブルドン選手権の歴史

ウィンブルドンは、1877年に、オールイングランド・ローンテニス・アンド ・クローケー・クラブ(AELTC)で、開催されたテニス試合がきっかけとなっています。
イギリス以外に、1881年にアメリカで行われたアマチュア大会や、1891年のフランス選手権、また、1905年にオーストラリアとニュージーランドとの共同で行われた大会があります。
この歴史の通り、ウィンブルドンは、他の国と比較し、テニス大会で最も古い歴史を持ち、「テニスの聖地」と呼ばれています。

徹底されたグラスコート

ウィンブルドン開催中に使用されるセンターコートを含めたショーコートは、大会のみに使用され、大会以外では全く使用されません。
この、グラスコートの特徴はボールが弾みくい性質を持ち、足元が滑るように伸縮性のある特徴を持っています。
その為、一般とは違うフットワークが要求されます。
グラスコートは、かなりの時間と労力をかけた管理がされている為、世界を見ても、滅多にないコートです。
テニスに強いプロ選手であっても、なかなか実践する機会が少ないコートサーフェスであることや、また、グラスコートの期間中は、約1カ月と、とても短い期間であるため、プロでさえ適応に苦労するほど特殊なコートです。
この、グラスコートは、日の光が当たると、綺麗な緑色になり、魅力的な雰囲気があります
そうした魅力も、ファンを惹きつけています。

ホワイトルール

ウィンブルドンには、ホワイトルールという伝統があります。
1884年に、女子シングルス大会で、初の優勝をした「モード・ワトソン」選手が白いテニスウェアを着ていたことをきっかけに、規定が定められました。
帽子、テニスバンド、靴下、シューズ、など、身に着けるものは、全て白に統一することが義務づけられています。
また、このウェアの決まりは、試合だけてなく、練習時においても定められており、とても伝統と格式のある大会でもあります。

パラスポーツの社会的意義

パラスポーツの語源である「パラ」という言葉は、ギリシャ語の「pare」から成りたっており、「対等」という意味があるそうです。
一般的には、パラスポーツは、障害があり、配慮が必要な方たちのスポーツのことを指しています。
医療や福祉業界において、パラスポーツというのは、障害者のリハビリ的なイメージがあります。
リハビリ要素も大事ではありますが、スポーツを通して、病院やリハビリ、福祉施設以外の社会とのつながりを持つというのが、パラスポーツの本質的な部分であるように思います。
障害の有無に関わらず、社会との関わりを持つことで、人間関係やコミュニケーション力などの視野を広げ、学びを豊かにするために大事なことです。

まとめ

小田凱人選手のウィンブルドン車イステニス大会初優勝は、目標に対して諦めずに頑張ることや、努力を重ねることの大事さを伝えてくれたように思います。
同じ一つの社会で暮らしている以上、性別、年齢、出身、生き立ち、そのバックグラウンドなど、いろんな人がいることは当然であり、また、誰しもが、病気や老いによって身体機能が弱る可能性があります。

そうした時、一部の人達だけが取り残された社会にならないようなことを、私たちも改めて考える必要があると思っています。
スポーツ業界も含め、一部の人たちが特別扱いされることなく、対等な立場で暮らせる社会の実現が必要だと考えます。

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