2024年パリオリンピックの参加国や地域は207を数えるまでに。
期間は2024年7月26日~8月11日。
パラリンンピックの期間は、8月28日~9月8日。
今回は、パリ五輪で選手の着る世界各国のユニフォームに焦点を当ててみました。各国とも一流ブランドが手がけた個性あふれる逸品ぞろいです。
これらのユニフォームは、気温の変化に対応できる素材やSDGsに対応した素材など、科学技術的にも高い水準を保持しています。
また、コーディネートの参考にもなります。見ているだけでも楽しいですヨ!
ファッションの国フランスらしくお洒落に!
①フランスの開会式はタキシードで男前!
フランスの公式ユニフォームは、開会式と閉会式は別のデザイナーが手がけています。
開会式のユニフォームは皮製品や紳士服で有名なベルルッティがデザインし、光沢のあるミッドナイトブルーの素敵なタキシードを完成させました。
ベルルッティがデザインしたユニフォームは、「快適さと優雅さを兼ね添えたデザイン」を目標にかかげたそう。
今まで見たこともないようなエレガントで見事な男前の公式ユニフォームに仕上がっています!
②表彰台で着るフランスの公式ウエアーは?
トリコロールカラーを主題としたスポーツウエアで、明るく華やかな印象を与えています。
ルコックスポルティフとピガールのデザイナーであるステファン・アシュブールの2人が共同で手掛けたデザインです。特に多様性を表すグラデーションカラーが特徴です。これは、試合の表彰式などに着る予定です。
③柔道は、KENZOがフランスの柔道チームをサポート?
ブランドのKENZOは、柔道のオリジンを大切に日本の着物に着想を得たスーツをデザインしました。KENZOのアーティスティック・ディレクターNIGOは、「東洋と西洋の融合」という立場を見事に表現しています。
2023年このスーツは秋冬ランウェイショーでも公開されました。
表彰台などで着る日本のオフィシャルスポーツウエアはアシックス社製!
①アシックスは、日本の技術の粋を集めた!
日本の開会式のウエアーとは別に、表彰台に上がった時や移動中に着るオフィシャルスポーツウエアはアシックスが手掛けています。
ジャケットは、Team Japan REDを基に「パリの日の出」をイメージし、朝やけに空が赤く染まる力強さと温かさをグラデーションで表現しています。
Tシャツには日本伝統の矢がすりの文様をとりいれました。
②また、デザインだけでなく、アシックスのウエアーは、科学技術の粋を集めてつくられました。
- リサイクルにも力を入れ、様々な温室効果ガスを東京大会と比較して34%削減できました。
- 今大会は温暖の差が厳しい気候なため、新しい通気構造が採用されていて、動きに追従して孔が開閉するメッシュ素材を適所に配置しました。
- ボディウムジャケットには様々な年齢、性別の方にフィットするよう、ダイバーシティーを意識した新しいデザインのシルエットを採用しています。
ハイテク日本らしいウエアーです。これらの開発で培ったデザインや技術はこれから多くの製品に生かされることでしょう。
なお、ゼビオなどのスポーツショップは、Tシャツ、タオルに限り、オフィシャルスポーツウエアを販売します。
③サッカー日本代表大会着用モデルのユニフォームは完売ですが!
パリ五輪で着用するアディダスの大会着用モデルはどうやら完売のようです。ただ、通常モデルなら、アディダスにあるようです。
お買い求めはアディダス公式オンラインでパリ五輪着用の「サッカー日本代表2024ユニフォーム」購入!
これは、通常モデルです。
④ブレイキンのユニフォームは、ナイキが手がけた!
パリ五輪でブレイキン(ブレイクダンス)が新種目となり、ブレイキンの日本代表ユニフォームはナイキが制作しました。
同ユニフォームはフューチュラの作品から着想を得たデザインを採用。また、ナイキ初のブレイキン専用シューズ「ナイキジャム」も発表し、話題を集めています。
なお、ナイキはブレイキンの韓国代表ユニフォームや米国の代表ユニフォームも制作しています。
アメリカの開会式はやっぱりラルフ・ローレン!
アメリカのトラッドの父ともいうべき、ラルフ・ローレンが2008年以来ずっとオリンピックの公式ユニフォームのデザインを引き受けてきました。
今回は、赤と白のパイピングが施されたウールの紺ブレザー。白地にブルーのストライプシャツとテーパージーンズ(ゆったりとした腰回りからすそに向かって細くなるシルエット)
にクラシックなスウェードシューズを合わせ、カッチリ仕立てられたテーラードスタイルと言ってよいでしょう。
そして、閉会式ですが、これは白のデニムを基調としたモータースポーツ・ウエアーのようなカジュアルな雰囲気であふれています。胸にUSAと大きなロゴも入り、開会式とは打って変わったくだけた印象を与えそうです。
ユニクロのハイテク製品はテニス審判員に!
ユニクロは、ITF(国際テニス連盟)と一緒に「life Wear」の中からウエアーを選びました。
汗をかいてもすぐに乾く「ドライEXポロシャツ」、「ウルトラストレッチドライEXジョガーパンツ」など防風・防水機能を備えた「ブロックテックパーカー」などの計5点を提供する。各アイテムには、大会やITFのロゴがほどこされている。
ドイツの公式ウエアーはドイツのブランドであるアディダスが提供!
ドイツのナショナルカラーであるブラック、レッド、ゴールドを使用したウエアーは、インパクトのあるフォントと詳細なグラフィックで、アスリートの内に燃える情熱の炎を表現しています。
イタリアはやっぱりアルマーニ!
開会式はセルジオ・アルマーニが担当!詳細は本番の26日!
イタリア代表の開会式以外の公式ウエアーは、「エンポリオ アルマーニ」が担当します。サテンのパッチで【We Italia】の文字を全面にあしらったスーツやイタリアの歌詞の冒頭部分を襟元にプリントしたポロシャツ。バックパック、キャップ、スニーカーなどのアイテムも用意されています。
韓国のデザインはザ・ノース・フェイス
韓国の公式ユニフォームは、アメリカのブランドである「ザ・ノース・フェイス」がデザインしています。
白を基調にブルーのグラデーションで墨絵風に表現されたジャケットは、韓国国旗のモチーフが使われています。
まとめ
以上、特徴ある5カ国11団体のユニフォームをご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?
日本のユニクロのように市販の製品が高く評価されテニスの審判員のユニフォームにまで、採用されるブランドもあります。
また、ユニクロはスウェーデンのユニフォームにも採用されています。まさしく、ユニクロは世界中からひっぱりだこのブランドです。
オリンピックはまた、ファッション業界の技術革新においても大切な契機となります。
これらの技術革新は、オリンピックだけでなく、私たちの日常生活にも大きな影響を与えます。オリンピックの後、これらの新しい技術や素材を使用したジャケットやTシャツを着て、実際に着心地を体験してみてはいかがでしょうか!
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