「メゾンのアイデンティティーや着る人の個性、多様性が今まで以上に謳われ、ファッションシーンにおいて、トレンドという言葉はもはや死語になりつつあります」
とELLEの記事の中で語られているように、昨今のファッションは流行など特になく、何でもありの状況になりつつあるようです。
しかし、それでもよく目を凝らせば、おぼろげながら、今日のトレンド、流行が目に飛び込んでくるのです。
私が、このトピックの記事を書く上で、まず行った事と言えば、ファッション雑誌の三つのサイトを参考に、インターネットを駆使し、数々の写真を見ることから始めました。
日本では、以下の3誌が2023年秋冬ランウェイの記事や写真については、詳しいようでした。
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- BAZAAR(ニューヨークで創刊された32ヵ国で発行されている世界有数のファッション誌)
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- ELLE(世界45の国と地域で刊行されている女性誌)
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- 25ans(ヴァンサンカン)(ハースト婦人画報社が発行する女性ファッション誌)。
1. 2023年の流行色は3誌揃って『赤』が流行る(はやる)!
まず、2023年の流行色ですが、3誌に共通するのは「赤」です。しかも情熱を表す「燃えるような赤」。有名3誌が口をそろえて「赤」というのですから、そうなのでしょう。
次に黒、BAZZARが推しています。 ヴァンサンカンの記事ではシックなプラダの黒のミニが紹介されていました。また、ブラック&ホワイトの取り合わせも今年の流行であるとの記事がありました。
また、様々なブランドが2023年秋冬ランウェイで、オールグレーを提案していたと解説するのはヴァンサンカン。
時に、7月大谷翔平さんがシアトルの球場のレッドカーペットの上をオールグレーの濃淡のスーツで登場しました。ブランドは『BOSS』 でしたが、大谷さんがグレーの色指定をしたそうです。彼は、グレーが今年の流行色であったという事は知らなかったよう。しかし、大谷選手はたいそう似合っていました。一気にグレーの濃淡のコーディネートが流行(はや)りそうな気配です。
秋冬モノですが、ピンクが流行ると言っているのは、BAZAAR。 ELLEはシャーベットカラーとして、春夏に引き続き、ドリーミーで柔らかい色が流行だそう。
2 スカート丈はミニというより「ミニボトム」!
ELLEでは、これまでのロングブーツやニーハイブーツとのセットがミニボトム(ショートパンツのようなもの)においては主流だったけれど、パンプスやサンダルに合わせる大胆な脚線美を見せるスタイルが目立ったという。
BAZZARでは、サンローランの作品を取り上げていました。ミニのワンピースと合わせて、ビッグショルダージャケットを羽織るのが、2023年らしいとのこと。
3 秋冬ならではのトレンチコートやモコモコ!
ELLEによれば、秋冬モノの定番はトレンチコートであると。グッチはベーシックなデザインで他を圧倒。負けじと、ディオールは光沢のある黒の生地を使い、ドレス風にスタイリングしてみせました。また、超オーバーサイズのコートも登場したのです。
ヴァンサンカンでは、寒い冬ならではの「ふわふわモコモコ」した触覚的なファブリックの作品をご紹介!また、フェラガモのグレーの裾まで引きずりそうなロングコートは圧巻でした。
4. 秋冬の定番レザードレスをジャストフィット!
ヴァンサンカンでは、2023年秋冬はレザーのドレスに注目!ソフトでしなやかなレザーが女性の肢体を包みます。ボッテガ・ヴェネタのレザードレスは素敵!
また、BAZZARは、羽織るだけでコーディネートができるレザージャケットが一枚あると便利と言います。最初はブラックがおすすめだそう。
5 フーディーとはパーカーで、大流行のきざし
BAZAARやELLEで注目するのは、フーディー(日本でいうならパーカー)のモード化。もともとは、リラックス感のあるカジュアル色が強いフーディーです。
でも、2023年のフーディーは、新しいコーディネートにチャレンジをしています。
特にBAZAARではミュウミュウのグレーのショート丈のコートの下からオーバーサイズのワンピースのフーディーがのぞいているコーディネートを取り上げたのです。とてもチャーミングでした!
6 リボンの大流行のきざし、ランウェイには大小の
ヴァンサンカンは、セレブのワードローブには欠かせないアイテムのひとつとして、リボンを取り上げました。2023年のランウェイは大小のリボンであふれていたとか。
BAZAARでは、ニナリッチの大きなリボン型のトップス(黒)をご紹介。バルマンはランウェイで数多くのボータイを登場させました。
まずはボウタイブラウス入門から始めましょう!「大人可愛い」のスタイルに挑戦してほしいとBAZAARは言っています。
7 ELLEは、2000年代の復活が潮流にあると!
2000年代はローライズやクロップド、ミニ、キャミソールドレス、ボデイーチェーン、カーゴパンツの時代。この一つのアイテムでも取り入れば、グッドムードは盛り上がります。
2種類以上コーディネートしますとお洒落度がグーンとアップ。ELLEに言わせると「着る人の個性、多様性が今まで以上に謳われる」とのこと。
どうぞ、自分の個性と向き合って、斬新なコーディネートで街を闊歩(かっぽ)していただきたい。
8 まとめ 2023ランウェイのトレンドはいかがでしたか?
一見無秩序に見えるファッションの景色も、遠くから眺めれば、ある種の流れが見えてきます。それを「トレンド」とELLEはもう呼ばないらしいけれど、ある種の流行は自然と五感に感じ取れるのです。
「赤」を3誌とも推していたので、これが流行色といえるのでしょう!ほかに、ピンク,イエロー、グレー等が、挙げられます。
参考までに、有名ファッションエディターのTOMOKO NOURRYさんは、2023年秋冬シーズンのトレンドカラーをレッド、イエロー、ブラック&ホワイト、グレー、チョコレートブラウン、パステルピンクなどのカラーを流行色と提案しています。
私のリサーチと同じ結果が得られました。流行色は、6大カラーです!
また、スカート丈はまちまちで、ご自分の体形に合わせたスカート丈を楽しんでください。
ミニスカもOKですし、半ズボンのようなものでも大丈夫!
ちょっとしたトレンドカラーの差し色を身に着けるだけでも、ぐっと2023年秋冬らしい印象を与えることができます。どうぞ、ファッションの秋を十分にお楽しみくださいませ。
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