クリスチャンディオール夢のクチュリエ展が日本上陸!いつまで?

イベント

1. 「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」

12月21日(水)から!

 

2017年のパリ「装飾芸術美術館」を皮切りに、

ロンドン、上海、NY、ドーハに続いて、

東京都現代美術館

「クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ」

が開かれることになりました。

 

開催予定日は、2022年12月21日(水)〜

2023年5月28日(日)まで。

 

フランスを代表するファッションの

トップブランドとしての

『ディオール』

その魅力のすべてをこの

展覧会は明らかにしてくれる。

 

モナコのグレース王妃、マレーネ・ディートリッヒ、

ダイアナ妃、エリザベス・テーラー、

メーガン妃、レディー・ガガ、

エマ・ワトソンなど

世界の王室、女優達に

『ディオール』のファンが

多いのも事実。


 

世界を巡回しているこの

「クリスチャン・ディオール、

夢のクチュリエ」展

1946年に創設した

クチュールメゾン『ディオール』

70周年を記念したものです。

 

「メゾンと日本との強い絆に

焦点を当て、新たな空間デザインのもと、

初公開のアーカイブピースを

含むディオールの豊かな

文化遺産を紹介する」

とのこと。


 

具体的にはニューヨークで

建設設計事務所(OMA)の

パートナーを務める重松象平氏が

空間を演出するそうです。

 

また、フランス・ミュラー氏によって

再考察されたキュレーションとのこと。

 

日本での「クリスチャン・ディオール

夢のクチュリエ」展の概要は以下の通り。

 

会期 : 2022年12月21日(水)〜2023年5月28日(日)

会場 : 東京都現代美術館

開催時間 : 10:00〜18:00(展示室入場は閉館の39分前まで)

休肝日 : 月曜日/(1月2日(月)1月9日(月)は開館

および12月28日(水)〜1月1日(日)、1月10日(火)

主催 :  東京都現代美術館

特別協力 : クリスチャン ディオール クチュール

問い合わせ : 東京都現代美術館

 


2. 日本の展覧会は? NYと違う?

日本語版のELLE誌によれば

「ユニークなコラボレーションと

称賛によって結ばれた日本との

揺るぎない友情は、

ほぼ全てが初公開となる

貴重なアーカイブ資料によって

映し出される」と

最大級の賛辞を送って、

ディオールの日本での展覧会と

日本との絆を紹介しています。

 

では、「メゾンと日本との強い絆」

パート以外は、

どんな展示になるかといえば……

 

NY展では300以上もの

オートクチュールのドレスが

幻想的な雰囲気の中に展示され、

そこには、有名な女優達が着た

素晴らしいドレスも配列されていたとのこと。

日本でも同じような展示になるのでしょうか?

 

また、1947年の伝説の

「ニュールック」における

「バースーツ」、過去から現在に至るまでの

アクセサリー、オートクチュールの数々も

展示されると。

 

また、21歳でディオールの後を継いだ

イヴ・サンローランなど

6人の後継者たちの作品も

あわせて展示される。

 

東京都現代美術館が所蔵する

貴重な作品に付け加えて

日本展では、

高木由里子氏が撮り下ろした

写真なども魅力のひとつ。

 



3. 天才ディオールは、波瀾万丈の

サクセス・ストーリー!そして後継者達

 

ディオールは1905年に裕福な

実業家の家庭に生まれました。

もともと芸術が好きで、

建築家を志しましたが、

両親の強い勧めで

エリート大学のパリ政治学院に

進学しました。

 

その後ギャラリーを経営したりしましたが、

1931年の大恐慌後に画廊は経営破綻します。

一時はホームレス状態にまでなったそうです。

 

友人達が寝食を提供してくれましたが、

結核になってしまい、

物価の安いスペインへ静養のため

移住をします。

 

パリに戻った後は、数年間

ファッションデッサン画家としての修行を積み、

1938年クチュリエとして、

第一歩を踏み出します。

 

その後、1942年に高名な

デザイナーのもとで、

アシスタントデザイナーに

登用されたのです。

 

1946年、41歳の時にクチュールメゾン

『ディオール』を立ち上げました。

 

1947年2月の春夏コレクションを

発表し、世界中をアッと言わせた

新しいシルエットは、

戦争で失われた

「エレガント」「女性らしさ」

にスポットライトを当てたものです。

 

なで肩、細かいウェスト、腰にパッとを入れた

ロングスカートが遠く離れた

ハリウッドでも話題だったそう。

 

ディオールのこの

「ニュールック」は世界中の

注目を浴び、後年こう分析されています。

 

「第一次世界大戦後は、

ガブリエル・シャネルがストレートな

シルエットで女性達を

コルセットから解放しましたが、

第二次大戦後には、

反対にディオールが曲線的な

シルエットで、

女性達の着飾りたい気持ちを

掴んだのでしょう」と分析するのは

日本の雑誌「CREA Traveller」。

 

ディオールはファッション界の

リーダー的存在にまで登りつめたのですが、

デビュー後わずか11年たらずで

心臓発作で亡くなりました。

 

ディオールの後を継いだのが、

1957年、まだ21歳という

若いイヴ・サンローランです。

主任デザイナーに就任します。

 

経営的に苦しかったグランド

「ディオール」を引き受けました。

3年後彼は、徴兵のため

「ディオール」を去ったと言われています。

 

その後マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、

ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、

マリア・グラッチア・キウリなどが

後継者となり「ディオール」を

盛り立てました。

 

「夢のクチュリエ」展では

後継者達の作品も各15点くらいの割合で、

展示されるようです。

 

4. まとめ「ミスディオール」の世界も一堂に!

幻想的な雰囲気の中で展開される

この展覧会は、

デザイナーとしての

クリスチャン・ディオール、

日本との深い関係、

などを深く知る上でも、

素晴らしい機会になるに相違いありません。

 

皆さんになじみの深い

フレグランス「ミスディオール」

やダイアナ妃が持ち、

一躍有名になった

アイコンバックの展示も行われるとのこと。

 

どんな解説がつくのか、今から楽しみです。

12月〜6月までの比較的長い会期で、

スケジュールも合わせやすいと思います。

 

幻想的な雰囲気の中で、ファーストファッションとは

全く違った「芸術としてのファッション」の

世界に浸るのも一興かもしれません。

 

by sono

 


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