数ある季節のイベントの中で、自宅で簡単にできるのが秋の「お月見」です。「中秋の名月」が見えるような窓辺に「お月見台」としてテーブルを出します。その上に白いお団子を15個ほど器に盛り、季節の野菜である里芋やかぼちゃ、栗などを飾る。これが一般的なお月見のテーブルコーディネートです。
そして、秋の夜空に十五夜がポッカリと浮かんだら、お団子などを食べながら、ジブリ作品の「かぐや姫物語」を家族みんなで鑑賞するのもまた楽しからずや?です。大がかりな準備もいりません。ご家庭で簡単に始められる魅力的な行事です。
お月見台を用意してススキなどを飾る
お月見は単に月を眺めるだけでなく、収穫の恵みにも感謝する行事でもあります。
まずは月の良く見える位置の窓際や縁側にお団子などのお供え物を飾る小さなテーブルか棚を用意します。その上に月見だんごや旬のさつもいもや里芋などの野菜を乗せます。
ススキを添えますが、ススキは稲穂に似ているところから、秋の収穫を象徴する意味合いがございます。また魔除け、つまりは災難を避けるという言い伝えもあります。ススキは家庭の安泰を願って添えられるものです。
お供えする野菜や果物には、その年の収穫物に感謝
する意味合いもございます。里芋や栗、かぼちゃ、ぶどう、さつまいも、柿など、秋が旬のものを少しずつ並べてみましょう。
こどもたちと、「これは何かな?」とお話ししながら飾りつけをするのも楽しい良い思い出になります。
お供えしたものは、お月見が終わってから美味しく調理して、家族みんなでいただくことで、自然の恵みをあらためて感じることができます。
親子で楽しむ!お月見団子の作り方
お月見に欠かせないものと言えば、白くて丸い「お団子」です。今回のレシピですが、通常の「蒸すお団子」より簡単な「ゆでるお団子」にしました。
粘土遊びのような感覚で、生地を丸めればあっという間にたくさんのお団子が出来上がります。
作ったお団子には味付けせず、お供えをしていただく前に味付けをします。きなこ、みたらしなどを添えて味の変化を楽しむのもよいでしょう。特に市販のゆであずき缶は手軽で便利です。
お月見のだんごのレシピを解説します
(材料)
だんご粉 145g
ぬるま湯 105㎖程度
だんご粉とは、うるち米をひいた上新粉ともち米をブレンドしたものです。
だんご粉は、もちっとした食感が味わえます。成形して茹でればできあがりです。匂いも気にならないお団子が仕上がります。製菓コーナーで売っています。
(作り方)
1,ボウルにだんご粉を入れ、ぬるま湯を2~3回に分けて入れます。その都度よく混ぜます。粉気がなくなってきたら、ひとまとめにします。
2,粉気がなくなって、手で握ったときにひと固まりになるようになったなら、お湯はもう加えなくてもOKです。
3,こねながら「耳たぶくらいの柔らかさになっていれば大丈夫です。
4,まな板の上で転がして棒状にし、20等分に切り分けます。
5.生地を1個ずつ手で丸め、全部で20個の団子を作ります。
鍋にたっぷり湯を沸かしてから、団子を入れ、浮いてきたらさらに3分ゆで、冷水にとってから水気を切り、盛り付けます。
6,あら熱がとれたら、水から引き揚げ、ざるに挙げて水気をよく切って完成です。
7.そしてお供えします。三方(さんぽう)という器があれば、その上に半紙を敷き、1段目は9個(3×3)、2段目は4個(2×2)、3段目は2個になるよう、重ねます。お盆やお皿でも代用可能です。
収穫の感謝の気持ちが月まで届くようにという思いから、高く積み重ねます。
H2 お月見台にお団子を15個ほど器に盛ります
10月6日のお月見は、中秋の名月=旧歴の8月15日の十五夜を鑑賞すもので、満月とは限りません。実際の満月は10月7日です。
「月見団子」はその十五夜になぞらえて15個ほど用意します。三方(さんぽう)という神式で神様に備える台があれば良いのですが、なければお皿に半紙を敷いて、お団子をそなえましょう。
“お月見のお供えは月を眺めながら、収穫に感謝する気持ちを表すものです。これらの野菜や果物を飾ることで、お月見の雰囲気がより華やかになります。“
お供え物はいつ食べてもよろしいのです
昔からいわれていることですが、神様にお供えした団子や野菜などは、食べることで神様との結びつきが強くなるといわれています。お月見団子はお月見をしている間に召しあがっても構いません。
他方、お野菜などはお月見が終わってから調理して、美味しくいただくのが一般的です。
中秋の名月の日に月に帰る 「かぐや姫」に思いを馳せて!
お月見団子を味わい尽くし、十五夜を堪能したら、次は月の世界に思いをはせてみましょう。スタジオジブリの映画『かぐや姫の物語』を家族で鑑賞し、お月見の夜を締めくくってみませんか。
原作の『竹取物語』は、今からおよそ1100年ほど前の平安時代の初期に書かれた日本最古の文学作品とされています。
“かぐや姫とは、竹の中から生まれた不思議な美しさを持つ少女が、求婚者たちを退け、最終的に自分が月の世界のものであることを明かし、月の使者によって月に連れ戻される物語です。
かぐや姫は地上で育ち、絶世の美女となりますが、その正体が人間ではなく月のものであることを明かし、地球を離れることとなります。“これがストーリーです。
スタジオジブリの「かぐや姫の物語」はDVDで見られます!
『かぐや姫の物語』はスタジオジブリで2013年に映画化されました。「竹取物語」の原作に沿いながら独自の視点で、墨と水彩画のような淡く美しいタッチで物語の背景にある「命の輝き」や「故郷への思い」といったテーマを深掘りしています。お月見という行事が持つ意味をより深く感じることでしょう。
監督は、高畑勲氏で、テレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」や「母をたずねて三千里」などの演出・監督をへて、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」のプロデューサーを皮切りに様々なジブリ作品をてがけました。
大作の『かぐや姫の物語』をTSUTAYAなどで、レンタルなさるのもまた楽しいものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?お月見は、お月見台を飾ったり、物語に思いをはせたりと、様々な方法で楽しむことがきます。これらのささやかな準備と工夫が家族の絆を深め、日々の暮らしに特別な色どりを加えてくれます。
今年の中秋の名月は、いつもより少しだけ特別な夜になるでしょう。心に残るお月見のひとときを過ごすきっかけとなれば幸いです。
H1 2025年の中秋の名月は10月6日(月)?家族みんなでお月見を・お月見台を作る・お団子を子供と作る・ジブリ映画「かぐや姫物語」を見ながら
数ある季節のイベントの中で、自宅で簡単にできるのが秋の「お月見」です。「中秋の名月」が見えるような窓辺に「お月見台」としてテーブルを出します。その上に白いお団子を15個ほど器に盛り、季節の野菜である里芋やかぼちゃ、栗などを飾る。これが一般的なお月見のテーブルコーディネートです。
そして、秋の夜空に十五夜がポッカリと浮かんだら、お団子などを食べながら、ジブリ作品の「かぐや姫物語」を家族みんなで鑑賞するのもまた楽しからずや?です。大がかりな準備もいりません。ご家庭で簡単に始められる魅力的な行事です。
H2 お月見台を用意してススキなどを飾る
お月見は単に月を眺めるだけでなく、収穫の恵みにも感謝する行事でもあります。
まずは月の良く見える位置の窓際や縁側にお団子などのお供え物を飾る小さなテーブルか棚を用意します。その上に月見だんごや旬のさつもいもや里芋などの野菜を乗せます。
ススキを添えますが、ススキは稲穂に似ているところから、秋の収穫を象徴する意味合いがございます。また魔除け、つまりは災難を避けるという言い伝えもあります。ススキは家庭の安泰を願って添えられるものです。
お供えする野菜や果物には、その年の収穫物に感謝
する意味合いもございます。里芋や栗、かぼちゃ、ぶどう、さつまいも、柿など、秋が旬のものを少しずつ並べてみましょう。
こどもたちと、「これは何かな?」とお話ししながら飾りつけをするのも楽しい良い思い出になります。
お供えしたものは、お月見が終わってから美味しく調理して、家族みんなでいただくことで、自然の恵みをあらためて感じることができます。
H2 親子で楽しむ!お月見団子の作り方
お月見に欠かせないものと言えば、白くて丸い「お団子」です。今回のレシピですが、通常の「蒸すお団子」より簡単な「ゆでるお団子」にしました。
粘土遊びのような感覚で、生地を丸めればあっという間にたくさんのお団子が出来上がります。
作ったお団子には味付けせず、お供えをしていただく前に味付けをします。きなこ、みたらしなどを添えて味の変化を楽しむのもよいでしょう。特に市販のゆであずき缶は手軽で便利です。
H2 お月見のだんごのレシピを解説します
(材料)
だんご粉 145g
ぬるま湯 105㎖程度
だんご粉とは、うるち米をひいた上新粉ともち米をブレンドしたものです。
だんご粉は、もちっとした食感が味わえます。成形して茹でればできあがりです。匂いも気にならないお団子が仕上がります。製菓コーナーで売っています。
(作り方)
1,ボウルにだんご粉を入れ、ぬるま湯を2~3回に分けて入れます。その都度よく混ぜます。粉気がなくなってきたら、ひとまとめにします。
2,粉気がなくなって、手で握ったときにひと固まりになるようになったなら、お湯はもう加えなくてもOKです。
3,こねながら「耳たぶくらいの柔らかさになっていれば大丈夫です。
4,まな板の上で転がして棒状にし、20等分に切り分けます。
5.生地を1個ずつ手で丸め、全部で20個の団子を作ります。
鍋にたっぷり湯を沸かしてから、団子を入れ、浮いてきたらさらに3分ゆで、冷水にとってから水気を切り、盛り付けます。
6,あら熱がとれたら、水から引き揚げ、ざるに挙げて水気をよく切って完成です。
7.そしてお供えします。三方(さんぽう)という器があれば、その上に半紙を敷き、1段目は9個(3×3)、2段目は4個(2×2)、3段目は2個になるよう、重ねます。お盆やお皿でも代用可能です。
収穫の感謝の気持ちが月まで届くようにという思いから、高く積み重ねます。
H2 お月見台にお団子を15個ほど器に盛ります
10月6日のお月見は、中秋の名月=旧歴の8月15日の十五夜を鑑賞すもので、満月とは限りません。実際の満月は10月7日です。
「月見団子」はその十五夜になぞらえて15個ほど用意します。三方(さんぽう)という神式で神様に備える台があれば良いのですが、なければお皿に半紙を敷いて、お団子をそなえましょう。
“お月見のお供えは月を眺めながら、収穫に感謝する気持ちを表すものです。これらの野菜や果物を飾ることで、お月見の雰囲気がより華やかになります。“
H2 お供え物はいつ食べてもよろしいのです
昔からいわれていることですが、神様にお供えした団子や野菜などは、食べることで神様との結びつきが強くなるといわれています。お月見団子はお月見をしている間に召しあがっても構いません。
他方、お野菜などはお月見が終わってから調理して、美味しくいただくのが一般的です。
H2 中秋の名月の日に月に帰る 「かぐや姫」に思いを馳せて!
お月見団子を味わい尽くし、十五夜を堪能したら、次は月の世界に思いをはせてみましょう。スタジオジブリの映画『かぐや姫の物語』を家族で鑑賞し、お月見の夜を締めくくってみませんか。
原作の『竹取物語』は、今からおよそ1100年ほど前の平安時代の初期に書かれた日本最古の文学作品とされています。
“かぐや姫とは、竹の中から生まれた不思議な美しさを持つ少女が、求婚者たちを退け、最終的に自分が月の世界のものであることを明かし、月の使者によって月に連れ戻される物語です。
かぐや姫は地上で育ち、絶世の美女となりますが、その正体が人間ではなく月のものであることを明かし、地球を離れることとなります。“これがストーリーです。
H2スタジオジブリの「かぐや姫の物語」はDVDで見られます!
『かぐや姫の物語』はスタジオジブリで2013年に映画化されました。「竹取物語」の原作に沿いながら独自の視点で、墨と水彩画のような淡く美しいタッチで物語の背景にある「命の輝き」や「故郷への思い」といったテーマを深掘りしています。お月見という行事が持つ意味をより深く感じることでしょう。
監督は、高畑勲氏で、テレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」や「母をたずねて三千里」などの演出・監督をへて、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」のプロデューサーを皮切りに様々なジブリ作品をてがけました。
大作の『かぐや姫の物語』をTSUTAYAなどで、レンタルなさるのもまた楽しいものです。
H2 まとめ
いかがでしたでしょうか?お月見は、お月見台を飾ったり、物語に思いをはせたりと、様々な方法で楽しむことがきます。これらのささやかな準備と工夫が家族の絆を深め、日々の暮らしに特別な色どりを加えてくれます。
今年の中秋の名月は、いつもより少しだけ特別な夜になるでしょう。心に残るお月見のひとときを過ごすきっかけとなれば幸いです。
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