お盆とは、年に1度家に帰るご先祖様の霊をもてなし、感謝を伝える行事です。
2024年のお盆休みは9連休といわれており、その余暇の過ごし方、例えば家族旅行などが今、話題です。
7月5日時点で、HISではお盆期間中のハワイ行きの予約は大変混んでいるようでした。
そんな皆様方が楽しみにしていらっしゃる「お盆」について、お届けする今回の特集記事。これさえ読めば、お盆の由来から、マナー、そして喜ばれるお供え等の情報満載です!
お盆の過ごし方ランキング!
1位が自宅でゆっくり過ごす
2位が帰省
3位がお墓参り(迎え盆・送り盆)
4位が買い物
5位が海・プールの順番です。
(2023年度HugKum調査)
ハワイなどの遠出は、急いで予約しないと難しそう!
前記の「お盆の過ごし方ランキング2023」には登場しなかった海外旅行。
今年は昨年にもまして、海外旅行に人気が集まっている様子。
なぜなら2024年度の海外旅行は、ものすごいことになりそうだからです。世界中の旅行者の8割が今年は夏の旅行を計画中だそう。
ちなみに、7月5日の午前中、HISにお盆期間中のハワイ旅行を予約できるか尋ねてみました。
電話口に出たHISの社員は、満席だとは言わないものの、「ただツアーがふさがっている可能性が」と一言。
「今年は去年と比べると混んでいます。ワクチン証明書もいりませんし・・・」と急いで予約しないとダメそうな気配でした。
またYahoo!知恵袋などでも、お盆期間中の国内旅行についても関心は高いようです。「のぞみのチケットのチケット買えますか?」とか、旅先でのオススメの宿や居酒屋を教えてもらいたいなどの投稿が目立っていました。
お盆のお墓参りは8月13日が一般的ですが…
お盆の期間は、13日~16日の4日間(8月盆)が一般的です。でも、その前にすることがあります。
それは、8月1日~12日の間に、「13日にお迎えに上がりますから」とご先祖様の霊にご報告をした方が良いからなのです。
13日には、晴れてお盆の初日で、ご先祖様の霊をお迎えに行きます。但し、7月にお盆を迎える東京都や神奈川県、石川県、静岡県の一部地域は、この限りではございません。
お迎えのお時間に決まりごとはありません。地域によっては、迎え火を行う地方もございます。
最終日のお見送りは日が沈み始めてから沈み切るまでの間とされ、送り火を焚く風習が残るところもあります。
お墓参りで避けるべき日は?
お盆前までにお墓参りをする場合、避けなければならない日がございます。それは、友引と仏滅です。
仏滅は、弔(とむら)いごとには相応しいのですが、お盆とは先祖様をお迎えするお祝いの意味も強い供養行事ですので、仏滅のお墓参りはさけましょう。
そして、友引もお墓参りをさけましょう。
友引とは、この世の者があの世へ連れていかれるとして、お盆前でなくとも、お墓参りは避けた方がよろしいでしょう。
ただ、結婚式などの慶事は、「友を幸せに引き寄せる」として、良い暦になります。
一般的なお墓参りは午前中に行います
午前中は、ご先祖様との言葉が伝わりやすいとされます。お盆のお墓参りでなくても、他の用事を済ませてから、お墓に立ち寄る「次いで参り」はあまりよいこととされません。
また、お盆の迎えに行くとき日没後だと、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が出るとされています。魑魅魍魎とは、良い精霊などがありますが、良い精霊であっても、夜間のお参りなど、マナーを守らない行動は怒りを買うとも言われています。
日本には、7月お盆の地域と8月お盆の地域があります
東京、神奈川、金沢旧市街地、函館などのお盆は7月15日にお盆を行う7月盆です。旧盆とも言います。
8月のお盆は「新盆」「月遅れの盆」とも言います。
8月13日(火)~16日(金)がいわゆる「お盆休み」期間中となりますが、今年は8月11日(日)、山の日(祝日)、8月12日(月)の振り替え休日により、お盆直前の土日月が三連休となります。
また、お盆明けの17日・18日も土日で休日となるため、8月10日(土)~8月18日(日)の9日間をお盆休み、あるいは夏季休暇とする企業が多いようです。
お盆休みの由来について?
なぜお盆が祝日でもないのに休みになるかについては、以下のとおり。
江戸時代にあった「藪入り(やぶいり)」と呼ばれる夏期間に帰省する風習が今も残ったとされています。藪入りは住み込み奉公をしている奉公人が、お正月とお盆の16日前後に休みをとれることができるという習慣で、現代でも年末年始・夏時期の帰省として残っています。特に夏時期の帰省はお盆の風習とむすびついたことで、家族や親族が揃ってご先祖様の供養を行う風習として残りました。
お墓参りの時の服装
- 招く側が、平服の指定の場合
招かれる側が招く側より格式が高くなってはいけません。女性ならダークトーンのワンピースが無難です。地域によっては濃紺でも構わないと言われますが、基本は色を感じさせない暗めの無彩色、あるいは黒が無難です。
2.初盆の場合の装い
親族だけで初盆をやる場合は、平服を用いても問題ないでしょう。
ただし、初盆(新盆)の法要に招かれた時は、喪服とまではいかなくても平服を着用するのが、マナーです。平服とは普段着ではありません。カジュアルな服装や派手な色は避けましょう。
3.お盆のお線香あげの際
初盆法要へ案内された場合、服装は喪服です。
但し、法要に参加できず、後日お宅にお邪魔してお線香をあげる場合は、平服で構いませんがカジュアル過ぎたり、華美過ぎることはないよう、地味な色でまとめた失礼でない服装を選びます。
お盆に持っていくお供えものは?
贈答用のお線香 進物用で宇野千代 薄墨の桜3,300円が「お仏壇のはせがわ」で人気No1
贈答用のローソク 和ロウソク 四季の花前半セット6本入り3,410円「お仏壇のはせがわ」で。
フローティングキャンドル 花づくしギフトセット3,300円「お仏壇のはせがわ」で。
お花 初盆の時期にお供えするお花は、白を基調とします。一般的にお墓やお寺にお供えする花は、供花といったり仏花といったりします。
そのお花には主に白い花が多く使われます。ユリやカサブランカ、カーネーションなどが代表的なお供え花として挙げられます。
お供え花も夏場は花が痛みやすいので、生花を特殊加工して長期保存を可能にした、「フリザーブドフラワー」もギフトに適しています。
旬の果物
お菓子 個包装でボリューム感のあるものを。その他、日持ちのする乾麺や昆布や海苔など。また、故人の好きな物。
知り合いの女性は、亡くなった父親のご仏壇に、缶ビールを5,000円程度、1ケース持っていくそうです。故人がお好きだったとのこと。
まとめ
いかがでしたでしょうか?お盆に着用する平服やマナー、細かいきまり事をお分かりいただければ幸いです。
日本に仏教が伝わりましたのは、飛鳥時代、6世紀半ば。そう、お盆の歴史もまた古いのです。日本人として、この長い歴史的遺産である「お盆」の行事を絶やさぬよう大切にしたいもの。
お盆は、亡きご先祖様の霊が年に1度、かえって来る日です。どうぞ、ご家族や親せき一同、揃って在りし日の故人の話に花を咲かせようではありませんか!それが一番の供養と言われています。
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