黒柳徹子さんは何歳ですか?と聞く方が多いです。
「続窓ぎわのトットちゃん」(10月3日に刊行)に続いて、アニメ映画「窓ぎわのトットちゃん」が12月8日から公開されます。
黒柳徹子さんは、テレビや舞台に出演するだけでなく、全文253ページに及ぶ自伝を執筆・刊行いたしました。この記事では、そんな黒柳徹子さんの稀有な才能と人生観を皆さまと一緒に探っていきたいと思います。
黒柳徹子さん何歳?
現在90歳。
1933年生まれの徹子さんは、独身で結婚の経歴はありません。お子様もいらっしゃいません。
ただ、お仕事の方は極めて順調です。
1976年から続いているテレビ番組「徹子の部屋」は、大変な長寿番組で、ギネス世界記録の「同一の司会者による番組の最多数放送回数記録」として認定されています。
黒柳徹子さんとはどんな人?
作家・女優・司会者・UNICEF親善大使など多方面にわたる活動をなさっている徹子さんは、テレビ・舞台のほか、インターネットを駆使して活動しています。
また、UNICEF親善大使として訪れた国は39ヵ国。親善大使に就任してから、38年間の間にのべ43万人の方々から63億円も徹子さんの口座に振り込みがあったそうです。全額を(事務所経費などをいただかず)ニューヨークのユニセフ本部に送金しているとのことです。https://totto-chan.jp/unicef/
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- 公式ホームページhttps://totto-chan.jp/
- YouTube番組 (133) 徹子の気まぐれTV – YouTube
黒柳徹子さんは何をした人?
NHK専属のテレビ女優第1号として活躍。その後文学座研究所ニューヨークのメリー・ターサイ演劇スタジオで学びました。
現在、27年続いているトーク番組「徹子の部屋」などテレビ番組レギュラー出演の傍ら舞台女優としても活躍中。
黒柳徹子さんは日本で初めて何をされているのでしょうか?
1953年テレビ放送時「日本で初めてのテレビタレント」としてデビュー。
同一司会者による番組の最多放送回数の世界記録や著書「窓際のトットちゃん」が大ヒットし、戦後最大のベストセラーになるなど、その存在はまさに不世出。
60年以上に渡りあらゆる世代から愛されてきました。
新刊本「続窓ぎわのトットちゃん」とは?
2023年10月3日刊行された「続窓ぎわのトットちゃん」には、前作の「窓ぎわのトットちゃん」の後半部分として、トモエ学園以降のお話しが中心に描かれています。
戦争中の思い出、東京音大声楽科を卒業し、オペラ歌手への夢は破れたけれど、NHK放送劇団5期生としてのチャンスをつかんだこと。女優としての成功、紅白歌合戦の司会に抜擢、NYの演劇学校からのお誘いと留学などの43話。4章仕立てで構成されています。早くも紀伊国屋書店のオンラインストアーのベスト1です。
2023年12月8日「窓際のトットちゃん」の新作アニメ公開!
「窓際のトットちゃん」の新作アニメが2023年12月8日に公開されます!
まだ、映画化になっていなかったのが不思議なくらいですが、実写でなくアニメーションで作られ、トットちゃんの幼少期にスポットライトを当てた物語です。
徹子さんは、「今よりちょっとお転婆な小学生時代の本当のお話しです」と語っています。きっと書籍が30カ国語以上に翻訳されたように、今度はトットちゃんのアニメが、日本の子どもたちのみならず、世界中の子供たちに生きる勇気とやさしさを与えることでしょう。
一度は退学処分になってしまったトットちゃんの話を4時間もかけて聞き、「本当はいい子なんだよ!」と励まし続けるトモエ学園の校長先生がトットちゃんの人生を救う人となります。
古くなった電車を教室とするユニークな教育環境を提供するトモエ学園を中心にアニメは進行します。製作は徹子さん本人。東宝配給。
徹子さんの就職、留学、そして現在?
徹子さんのお父様は有名なNHK交響楽団のコンサートマスター。「そういう恵まれた家庭に育ち、親の七光りがあったので、NHK放送劇団に入団できた」と陰口をたたく人もいますが、やはり試験に受かったのは、彼女の実力だったと思います。
現実的には、劇団に入ってから何度もスタッフにダメ出しをくらっていたそうです。徹子さんの出番になると「お嬢さん、帰っていいよ、伝票をつけとくから」と言われ続けたこともあったようで….この辺の徹子さんのエピソードは、現実に様々な壁にぶつかっている若い女性の方々には大変な励ましになると思います。
同じ5期生の人からは「君は日本語をしゃべっているのか?」と言われて、泣かされたこと、悔しかったことなど。でも、七(なな)転び(ころび)八起(やおき)、チャンスはめぐるようで、徹子さんの個性が生かされる配役をいただくことになるのです。
その後、人形劇ブーフーウーの当たり役をもらい、それ以降順調だった徹子さん。結婚への夢はお持ちだったようですが、その代わり女優に司会業にと八面六臂(はちめんろっぴ)の大活躍。
また、大晦日に行われる紅白歌合戦の紅組の司会者を何度もつとめました。1971年9月ニューヨークの演劇学校に入学し、東洋人で初めての生徒となります。同じころ、ニューヨークで活躍しているヘアーアーティストの須賀さんのアドバイスで今の「玉ねぎヘア―」に変身したのです。
帰国後は、「徹子の部屋」をはじめとして、1989年からは舞台女優にもチャレンジしています。英語の演技もこなし、毎日芸術賞ならびに菊田一夫賞、橋田壽賀子(はしだすがこ)賞など数々の賞を受賞。
まとめ 徹子さんは100歳まで生きる?
以上、「続窓ぎわのトットちゃん」の新刊本の出版や東宝で配給となる年末のアニメ映画「窓ぎわのトットちゃん」の上映に関する2つのイベントを中心にお届けしました。黒柳徹子さんの人生はいかがでしたでしょうか?
作家・女優・司会者・UNICEF親善大使など多彩な面をお持ちで、とてもこのコラムでは書ききれません。そんな多方面の活動をインスタグラムやYouTubeを使って自己表現してしまうチャレンジ精神は、とても90歳とは思えません。アッパレ!というべきでしょう。その感性のみずみずしさが若い女性をひきつけているようです。現在、90歳の徹子さんは100歳まで生きると仰っています。
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