2022年3月、イタリアのブランド「ミウミウ」がバレエコア、バレリーナ風のファッションを発表し、同年12月にはBlackpinkのジェニーがリボンをあしらったトップスとチュ―ルのスカートでインスタを席巻しました。
以降、リボンやチュールのスカートなどのバレエ系ファッションが人気を博し、韓国のKPOPアイドルを中心に広がっています。
2024年東洋経済、25ans、ELLE、マーケッティングメディアなどがバレエコア特集！
今年になって一流経済誌やファッション雑誌がこぞって、バレエコアの特集記事を組みました。これだけの多くのメディアが相次いで、大きな記事にするのは、「バレエコア」が日本でも流行っている証拠。
では、本題に入る前に「バレエコア」の意味を説明します。コアとは、「～っぽい」と意味で、バレエコアとは「バレリーナっぽい」「バレリーナのような」ファッションを意味します。
そもそもバレエコアとは？具体的に言えば、
- ビスチェ（下着のようなもの）
- アウター
- チュールスカート（網目の細かなレース状の）
- レースソックス
- レッグウォーマー
- リボン（特に注目）
- つけフリル
バレエコアとは、バレエにまつわるこれらのアイテムを組み合わせて着るファッションのことです。
少し「甘め」な雰囲気を醸し出すのが一般的。でも、最近はクールなアレンジが施されている「バレエコア」もあります。BLACKPINKのバレエコアはどちらかと言えばクールなタイプだとされています。
とりわけバレエのお稽古帰りのようなリラックスした雰囲気を出すのが、着こなしのポイントです。
バレエコアを買う場合？海外ブランドはどんな？
１ヨーロッパなら
伊「ミュウミュウ」（MIU MIU）、
英「シモーネ・ロシャ」（SIMONE ROCHA）、
英「モリー・ゴダード」（Molly Goddard）、
スペイン「パロマウール」（PALOMA WOOL）などがあります。
２．韓国系ブランドでは？
韓国系ブランドは、バレエコアについては、いろんなブランドが出しているようです。
参考までにSTYLE HOUSEというサイトで、以下の商品がとりわけリボン柄がリアルに売れています。どれも可愛いです！STYLE HOUSE 、リボンで検索し てください。
- Binary 大きなリボン柄のスウェット
- NONCODE リボンのガラ付き、パーカー フーディー
- YEGG リボン付き帽子
- Binary 01 リボン ルーズロングニット
- NONCODE ニットセーター
- RONRON ダブルリボンTシャツ（可愛いです。）白地にピンクのリボンのイラストが描いてある。ニットセーターで6,870円
- RONRON ロンロンスウェットトレーナー（10,980円）
などなど。
3．日本でリボンのついたお洋服を買うには？
１，まず、25anでのお買い物をおススメします。雑誌（インターネット版）に掲載されている品の中で、読者ショッピングとでも申しましょうか、ヴァンサンカンがやっているショッピング・サイトがあります。
値段も驚くほど高くなく、とってもクールなバレエコアです。さすがヴァンサンカンと思わずにいられないようなセンスの良さです。
※インターネットで、ヴァンサンカンで検索、さらにリボンで検索し、なんとなく行きつきます。
２，次に楽天でリボンと検索、あるいは楽天のサイトで韓国ファッションで検索をかけてください。沢山のリボンのついたブラウスやお洋服があるはずです。
以上、他の日本のブランドもお試し下さい。トライ&エラーで、お気に入りのお洋服をゲットして下さい！
なぜ若者はバレエコアに魅せられたのか？
東京の若年層マーケッティング専門メディア（SORENA）によるバレエコアの解釈は次のとおり。
- フェミニズムの流行
女性らしさが、むしろ好意的に迎え入れられている現代では、性差別をなくそうというフェミニズムの流行とともに、素直に女性らしさを表現すること、女性が社会的地位を勝ち取ってきたからこそのバレエコアの「おんならしさ」が流行しているのでしょう。
２．ボディーポジティブ
バレエは体のラインを強調します。これは、現代の大きな思想の流れ、つまりボディーポジティブといって、自分の体を肯定的にとらえようとする考え方があります。
３.優雅さや華やかさを取り入れるZ世代
そんな中でバレエコアを生活の中に取り入れる。自分の生活に「優雅さや」「華やかさ」を自分の生活に取り入れることによって、日常生活が華やいで優雅さをもたらす効用があるようです。
４.バレエコアは女性だけのものじゃない。
2022年のミウミウにも男性モデルがスカートにレッグウォーマーなどの女性らしい「バレエコア」ファッションを着てランウェイを歩いていました。
また、今年のディオール（Dior）でもメンズショーでも、シアー素材のトップスにタイツ、バレーシューズを発表していることから、バレエコアが男性ファッションにもとりいれられてきたのです。
この「SOREA」というメディアでは、次のように言っています。
「いつの時代も時代を映し出すファッション。子供らしいと見られていたリボンやレースなどのアイテムが、男女関係なく楽しむ新たなファッションアイテムとして再定義されているという現状は、男性性・女性性の解体、既存の概念に囚われずに目の前にある物良さを見つめるという現代の価値観を表しているとも言えるかもしれません。スカートが女性だけのものではなくなる日も近いかもしれないですね。」
リボンの流行は消えることはない？
大御所プラダでも2024-25秋冬コレクションに繰り返しリボンを使っています。このリボンフィーバーが、一過性のものではないようだと、BAZZAR誌
とりわけ、2024-25ヴァンサンカン誌では、「リボン」をどう着こなすか？の記事が目を引く。
「リボンドレスやアウターのアクセントとして、シアーなレースやブラウスのフィニッシングタッチとして、服だけでなく靴やバッグまで、あらゆるものを飾るリボンは今シーズンの最も可愛いディテールの一つです」とも。
まとめ
リボンの流行、バレエコアという新しい概念についてリサーチをしてきました。
最初は、2022年のミウミウのファッションショーでの登場から始まりました。その後、Blackpinkのジェニーがリボンがたくさん付いたバレエコアの衣装を着用し、多くの女性の注目を集めました。
この流行は日本にも飛び火し、様々なメディアでバレエコアの特集が組まれるようになりました。
バレエコアの流行を深掘りすると、これは女性解放の象徴とも言える現象です。今年のデォール（Dior）のファッションショーでは、男性のバレエコアスタイルも登場しました。
ファッションの世界では、真の意味で男女平等が実現されつつあるのかもしれません。
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