今年の3月、日本中を大熱狂させたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)がドキュメンタリー映画として、6/2から3週間限定で上映されています。専属カメラマンだからこそ撮影できた監督・コーチ・選手たちの表情が記録されています。感動の裏側にあった選手たちの様子を知れば、涙すること間違いなしです。
WBCドキュメンタリー映画 あらすじ
2021年12月2日の監督就任の記者会見からドキュメンタリーは始まります。そこから、度重なる選考会議を重ねて、選手決定、キャンプイン、強化試合、本戦とドキュメンタリーは進んでいきます。
選考会議は、どういうチームにするのか監督とコーチ陣の意識の共有、メジャーリーガーの合流のタイミング、選手の使い方などさまざまな紆余曲折の決定も上映されています。
その後のキャンプインからは、気になるいろいろな場面の裏側が上映されています。
WBCドキュメンタリー映画 気になるシーン
私が感動したシーンをいくつか紹介したいと思います。
ダルビッシュ・有選手
ニュースにもなっていましたが、ダルビッシュ選手がチームや若手選手にもたらした大きな貢献の様子が上映されています。若手投手へのアドバイスはもちろん、野手へもアドバイスを求められれば答えています。また、その答えが素人でも分かりやすいと思うほどに明瞭なのです。また、栗林良吏投手の離脱が決まった際にも「一緒に写真撮ろう」と最初に声かけをしていました。栗林投手は、とっても嬉しかったと思います。
大谷 翔平選手
大会MVPにも選ばれた大活躍と、日本中を一気にとりこにした立役者ですが、彼が超一流と言われる秘密が垣間見れます。投手と打者としての活躍の裏の冷静な分析能力や、チームを要所要所で引っ張っていく姿に感動します。
源田 壮亮選手
1次リーグの韓国戦で右小指の骨折をした源田選手。その直後のベンチ裏の様子も上映されています。その後もチームに残って戦う決断をした源田選手をほかの選手が尊敬する言葉も上映されています。決勝ラウンドの活躍を見ると、残留の決定をしてくれた源田選手本人、栗山監督、西武チームに感謝です。
佐々木 朗希選手
メキシコ戦で、3ランホームランを打たれた直後のベンチ裏の様子や、その後の吉田選手の同点ホームランの時の様子など、21歳の彼が背負っているものの大きさと、それを受け止めて、気持ちの整理もそこそこにベンチに戻る姿は、涙なしでは見られません。
村上 宗隆選手
大不調で精神的にとてもきつかった村上選手とカメラマンとの会話も上映されています。弱みを表情に見せず、バッティングの修正を行っていたからこそのメキシコ戦のサヨナラ打だったと思うと涙が溢れます。
メキシコ戦の後のローカールームの様子
サヨナラ勝ちの後のロッカールームの様子も上映されています。村上選手が戻ってきたとき、大谷選手が戻ってきたときの貴重な様子が映像になっています。大谷選手が戻ってきたときの周東選手の一言に、チームワークの良さが感じられて笑えます。
栗山 英樹監督
キャプテンをおかないチーム作り、コーチや選手をとことん信じる采配や接し方は、所々で垣間見れます。仕事をするうえで、周りの人を信じて仕事をすることの大切さを改めて感じました。
WBCドキュメンタリー映画 まとめ
テレビのニュースやドキュメンタリーでもたくさんの裏話が放送されていましたが、それらの放送にもなかったような専属カメラマンだからこその映像がたくさん上映されています。感動の130分は、あっという間でした。
そして、最後は、必ず場内が明るくなってから席を立つことをおすすめします。あいみょんの曲バックのダイジェスト映像と、エンドロールの荘厳な演奏の後の一コマは、最後に会場の笑いをさそって締めくくっています。絶対に笑ってから会場を出られますよ。
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