LUNA SEAセルフカバーアルバム『MOTHER』と『STYLE』で再登場?!

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10月29日(日)に配信されたある動画が現在も再生回数・コメント数を伸ばしています。それは、ロックバンド・LUNA SEAのアルバム曲、「LOVELESS」のミュージックビデオです。

LUNA SEAといえば、90年代に人気を博したバンドで、40代~50代の方々にとっては青春時代によく聴いたバンドの一つなのではないでしょうか。かくいう30代後半の私も小学校時代にLUNA SEAを好きになって以来、今でもファンを続けています。

今回は今話題のLUNA SEA「LOVELESS」LUNA SEAというバンドそのものについての紹介もしていきたいと思います。

X(Twitter)でもトレンド入り!「LOVELESS」とは?

そもそもこの曲が初めて世に出たのは今から29年前の1994年に発売されたLUNA SEA4枚目のアルバム『MOTHER』が発売されたときです。アルバムの1曲目に入っていたのが「LOVELESS」でした。

では、なぜ今29年前のアルバム曲が話題になっているのでしょうか。それは、LUNA SEAが『MOTHER』と、これもまた1996年に発売されたヒット作『STYLE』というアルバムがあるのですが、それらのセルフカバーアルバムを11月29日に発売することを発表したことに関係があります。




この2枚のアルバムはファンの間でも評価の高いアルバムです。『MOTHER』や『STYLE』は名盤だと評価する人は今でも多くいます。私もどちらも素晴らしいアルバムだと思っています。そのセルフカバーアルバムの発売に先駆け、10月29日(日)に「LOVELESS」のミュージックビデオが配信されたのです。

「LOVELESS」はライブのオープニングにふさわしく、前奏から聴く人を惹き込む神々しい曲なのですが、当然ファンの間でも長年愛されている楽曲です。これまで「LOVELESS」のミュージックビデオは作られていなかったので、当時よりもさらに深みのあるパフォーマンスを見せてくれているLUNA SEA

それがあの「LOVELESS」のミュージックビデオを発表するということで、当然ファンの期待は高まっていたのでした。
そして発表されたミュージックビデオはファンの期待を裏切らない素晴らしいものでした。実は、ボーカルのRYUICHIさんは2022年に声帯にできた静脈瘤の除去手術を受けられています。そのため、ファンの間でも喉の調子が心配されていたのですが、おそらくRYUICHIさんは並々ならぬ努力をされたのでしょう。

全く衰えを感じないどころか、さらに進化した声を私たちに届けてくれました。もちろん、バンド演奏も深みを増しています。

こうして昔からのファンの心を掴んで離さないまま、さらには新たなファンの心も掴んだことから「LOVELESS」の再生回数が伸びているのではないかと思われます。

なお、10月31日にはアルバム『STYLE』から「G.」というロックナンバーが配信されていて、こちらも現在再生回数を伸ばしているところです。

LUNA SEAについて

LUNA SEAは1989年に神奈川県で結成されロックバンドです。
1992年にメジャーデビューを果たし、1994年に発売された「ROSIER」というシングルで一気に知名度を上げ、そこから1996年までヒット曲を連発しています。

その後、1年間の活動休止ののちに発表したシングル曲も大ヒットし、1998年には「紅白歌合戦」に初出場しました。そのときの楽曲、「I for You」は深田恭子さん主演のドラマ『神様、もう少しだけ』の主題歌としても話題になったので、「LUNA SEAはよく知らないけれどこの曲は当時好きだった」という人も多いのではないでしょうか。

2000年には一度「終幕」という形で解散状態になったのですが、2007年に「一夜限りの復活ライブ」を開催、その後2010年に活動を再開し、現在に至ります。

LUNA SEAのメンバーとは?

LUNA SEAのメンバーはボーカルのRYUICHIさん、ツインギターの上手(かみて)がSUGIZOさん(ちなみにこの方はヴァイオリンも担当します)、下手(しもて)がINORANさん、ベースのJさん、ドラムの真矢さんの5人です。

特にボーカルのRYUICHIさんはソロシンガー「河村隆一」としても1990年代後半にアルバムを大ヒットさせ、ほとんど社会現象を巻き起こしていますので、覚えているという人も多いかと思います。

LUNA SEAのすごいところは1994年の「ROSIER」で世間に注目されてからヒット曲を生み出し続けていたのですが、その当時タイアップなしで売り上げを伸ばしていたということです。

1990年代といえばJ‐POPの黄金期と言っても過言でないほど競合相手がたくさんいた時代でした。実力のある有名プロデューサーたちが次々とヒットグループ・ヒット曲を生み出していた時代でもあります。

そのような中でタイアップなしで、しかもプロデューサーもいない状態で自分たちの音楽を確立して世間を魅了したのは本当に素晴らしいことだと思います。特に当時のLUNA SEAは見た目がヴィジュアル系ロックバンドでしたので、それだけで食わず嫌いになる人も結構いたように記憶しています。私は小学生当時からLUNA SEAが大好きだったのですが、共感してくれる友達はあまりいなかったことを覚えています。

そんなLUNA SEAが今でも愛され続けているのは、RYUICHIさんの歌唱力やバンドメンバーの演奏力の高さがあるからでしょう。また、彼らは華やかな見た目や輝かしい功績を持っているのですがそれぞれが努力を惜しまず、自分たちのパフォーマンスに対して決して妥協しない人たちでもあります。いつでも最高の楽曲、最高のライブを作り上げることを目標としているところも、今でも長年のファンを魅了しているのではないかと思います。

興味を持った方はアルバムを聴いてみてください!

LUNA SEAのファン層はおそらく私と同じ30代後半の方から50代くらいの方が中心になるのではないかと思いますが、SNSなどの投稿を見ていると10代の学生さんや20代の方々などの新規ファンも確実に増えているように思います。

また、90年代当時はボーカルのRYUICHIさんを筆頭に見た目も美しくかっこいいバンドだったこともあり、女性ファンのほうが多かったのですが、今は男性の熱狂的ファンもたくさんいるように思います。

小学生のときに大好きだったLUNA SEAが男女問わず幅広い年齢層の方々に愛されるバンドになって、令和の今になってまた話題を呼んでいることにただただ喜びを感じている私ですが、動画「LOVELESS」を見て少しでもLUNA SEAに興味を持った方は11月29日発売のアルバムをチェックしてみてください。

また、このアルバムを引っ提げたライブツアーがすでに始まっています。LUNA SEAを聴く醍醐味は、実はライブなのです。ライブを聴いてしまうとCDが物足りなくなってしまうほどすばらしいパフォーマンスを魅せてくれます。

だから私はLUNA SEAに関しては日頃はもっぱらライブ音源を聴いているのですが、「LOVELESS」はライブ音源に近いものがあります。これはますますアルバムへの期待が高まっていきますね。

彼らに興味が出てきた人は、ぜひニューアルバムとともに、過去の作品も聴いてみてはいかがでしょうか。



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